2013年12月27日金曜日

次男の鼻血が出なかったワケ

受験勉強中で、サッカーの練習に行けることが少なくなっている次男。

あ、部活動だったら、引退ですよね。
でも次男はクラブチームなので、引退がないのです。

もちろん、受験だから休会してしまう子も多いのですが、
サッカー休んだからといって勉強をしっかりやるというタイプでもないし、
細々でも運動を続けたほうが精神的にもよいだろう、ということで、
とりあえず週に2回くらいはサッカーを続けているのです。

前置きが長くなりましたが、
そんな感じの今日この頃の次男ですが、
明らかに体はゆるくなってくるみたいで。

友だちが、
「あれだけ運動部で鍛えて筋肉あったのに、
部活休んで大学受験の勉強してる間に、あっという間に筋肉が落ちたァ!!!」
と言って嘆いてたけど、
ほんとなんですね。

本人が一番気にして、
鏡の前で腹や胸をながめては
「やばい」と言っています。

やばいって言うほど、もともと筋肉ないダロ、
って突っ込みたくなっちゃうんですが、
本人真剣。

「あのさ、オレ、プロテイン飲みたい」

「えーっ!!」

前回のブログで、
運動をしていない時に長男がプロテインを飲むことでアレルギー症状が出ている、
ってなことを書いた直後に、
この発言。

「そんなもの、中学生に必要ありません!!!」

「だって、筋肉が減ってるんだよ」

「運動をいっぱいして、栄養が不足してしまうような時に
プロテインは必要なのであって、
ごく普通に運動している場合は必要ありません。
母さんが前取材したJリーグの栄養士のMさんだって、
『プロテインなんて高いものを飲むなら、納豆1パック食べましょう』
って言ってます。
それに、運動をしていない時に飲むと、
消化しきれないタンパク質が、アレルギー症状を引き起こすんだよ。
兄ちゃんだってテスト中かゆくなってたでしょ」

「オレは今体かゆくないよ」

「でも、以前は鼻血がいっぱい出ていたでしょ?
目もかゆかったじゃないの。それも同じ。アレルギー症状なの」

そうなんです。
次男、半年くらい前まで、
目をかゆがったり、鼻血を出したり、しょっちゅうでした。

鼻血が多いのは幼児のころからで、
次男の寝室のフトンや壁はあちこちに血がついて、まるで
「龍馬暗殺の部屋」のようなありさま。

しかも、花粉症持ちで、なんの花粉なのか、
一年中目をかゆがっていました。

ところが、 それが、このところ、全く出てない。
この秋は目薬さしてない。

多分に、この夏から背が急に伸び始めたということも影響していると思うのだけど、
次男の鼻血、目のかゆみがなくなった時期は、
私の足のアトピー改善のため、
サラダ油をオリーブオイルに変えたり、
油料理をなるべく減らすなど料理に気をつけ始めた時期と一致しているような気もする。

そのことを次男に伝えてみた。

「うーん、確かに最近鼻血出てないね……、目もかゆくないな」

「ホーラね。それなのに、運動もしてないのにプロテイン飲んだら、
絶対鼻血出るって」

「でもだからー、毎日じゃなくて、サッカーやって来た時だけ飲むんだよ」

思春期の息子に あまり無理にこちらの考えを押し付けるのもよくありません。

「ふーん、じゃ、練習のあとで飲んでみたら?」

ということで、好きにさせることに。

1週間ぶりの練習に参加した日、次男、帰宅早々、

「うおーっ!一回飲んでみたかったァ!!」
と、
自分でシェイクしたグレープフルーツ味のプロテインを一気飲み……。
そのあと、夕飯もたらふく食べて寝付きました。

朝。

起きてきた次男見てびっくり。
鼻にティッシュを詰めているじゃないの。

「ありゃ、もしかして鼻血!?」

「うん……。朝方。
オレ、ゾッとしたよ。母さんが『鼻血出る』って言ったらホントに出るんだもん」

べつに母さん、呪ったわけではないからね。

鼻血が出たのは、まぁ、たまたまだったのかもしれない。

でも、わからないねぇ。
母さんもちょっとゾッとしたっ。

あれから次男、プロテインは飲んでいません……。


スムージー、ますます楽しく続いています。
それも、この子のおかげ!!!
一代目、フランフランで買った2000円程度のものが壊れまして
(私がプラスチックの中ふたを入れて回してしまったため・・・)
二代目購入。象印のもの。
スムージー用というと高いミキサーもあるようですが、
我が家の場合、もうこれで夢のような使い心地。
音は静かだし、固い野菜もなめらかになるので
おかげでますます野菜廃棄率が減っています。
固いブロッコリーの芯も、にんじんの皮も、甘くない果物も
ガーッと回してジュースにして飲む。
イヤなこともつまらない悩みも、もうなにもかも、朝、一緒にミキサーにかけて
家族みんなで飲んでしまおうじゃないか!
そんなふうにも思えて、かなり愉快なのですヨ。

 

2013年12月16日月曜日

勉強アレルギー

先週、長男の期末テストが終わりました。

高校生の長男のテストには、一切の干渉をしていない私、
赤点でなければよし、とおおらか(あきらめ?)に構えているのですが
テストになると毎回困るのが、アレルギー。

赤ちゃんの時からアトピーで、 成長するにしたがって丈夫にはなってきたのですが、
いまだに テスト前、サッカーを休み始めると、カイカイになるんです……。

勉強アレルギー!?

と最初は思ってました。

よく聞く話、
赤ちゃんのころのアトピーやぜんそくは、
小学校に入って丈夫になると どんどんよくなっていくものですが、
中学受験をする子の場合に、そこでアレルギーが再発する、って。
「受験ストレスだよ」 ってね。勉強アレルギーだって。

でも、さんざアトピーのことを調べまわった結果、
心理的なストレスというよりも、
「運動不足」のほうが大きい原因であるということがわかってきました。

長男のことを見ていたら、それが明らか。

激しいサッカーの部活をしていれば、痒みが増すことはない。
ところが、部活休みになると、とたんに膝の裏や首筋が痒くなってくる。

消化しきれないたんぱく質、油が、アトピーとして吹き出してくるんです。

そこで、まずは、
部活をしていない時はプロテインを飲むのをやめさせました。

高校に入ってから、体を大きくするため飲んでいたのですが、
これが、危険。

アレルギーを起こしやすいものといえば、
三大アレルゲンのたんぱく質、牛乳、卵、大豆、とよく言われます。
消化の悪いたんぱく質を過剰にとりすぎることで、アレルギーを引き起こすと言われています。

実際には、日本人が大豆がアレルゲンになる場合は少ないらしい。
大豆は食物繊維を多く含むし、また通常、大豆は豆腐、醤油、味噌、納豆など、食べやすく発酵させた食品として摂ることが多いから。

ところが、大豆を精製して食べるとよくないのですって。

知人に、ダイエット食品を常用していて、大豆アレルギーになった人がいました。
(よくありますよね、パウダーを水で溶いて飲んで、急激に体重を落とすやつ。あれ)

体によい大豆も、精製してしまうと、アレルギーのもとになりやすいんです。

プロテインというのは、
乳清も入っているけれど、ほとんど精製された大豆のパウダーでつくられているものだから、
こりゃアレルギーを呼び起こします。
激しく運動している時ならまだしも、テスト前のオフの期間に飲んでいいものとは思えない。
きっと、消化されないたんぱく質が、アレルギ-の素になっているのです。

まずは、プロテインストップ。
それから、 勉強中に好んで飲んでいた牛乳入りの紅茶やコーヒーも、すべて緑茶に変更。

なんと、最初のうちはこれだけで効果ありました! 

今回の期末テストでは、痒みがひどかったので、
もうひとつ、策を講じました。

たんぱく質の消化が悪い、というのは、摂りすぎもありますが、腸の状態が悪いから。
腸の状態をよくするには、
腸内細菌のエサであるところの、食物繊維を、たっぷりと野菜から摂ることが大事です。

ハイ、長男、野菜ギライ。
味噌汁は好きだし、ものによってはサラダも食べますが、どうしても、がーっと白米と肉を食べて野菜を残しがちなタイプ。

そこで、
無理やり、朝必ず、グリーンスムージーを飲ませるようにしたんです。

なんと!

ガリガリガリと掻いていたのが、ポリ、ポリ、になり。
3日ほどで効果が表れてきました。

ポリ、ポリ、のまま、
なんとか、テスト期間をやりすごすことができました。

そして、
部活復活1日目にして、
痒みはまったくなくなりました。
やっぱり運動はすごいです。

テスト終了から3日後には
手のひらにでていたブツブツも、かさぶたになって剥がれ落ち。

やれやれ。

嫌がっていたグリーンスムージー、平気で飲めるようになったので、
テストは終わったけど続けています。
たまにサービスして、野菜少な目、フルーツたっぷり、おいしいヨーグルトドリンク風にアレンジしたりするのがミソ。

私のほうは、アトピー対策が上手くいっているおかげか、
冬になると毎年痒くてたまらなかったすねやわき腹が、今年はツルツル、痒みゼロ。

長男もアトピー体質卒業できるといいんですけど。


グリーンスムージー、最初は小さなリキュールグラスに入れて
「薬と思って」飲ませ、3日かけてグラスを大きくしました。
今ではふつうのコップで飲んでます。
 

2013年11月25日月曜日

インフルエンザを予防する方法

このごろ寒くなってきて、ウチの次男坊が、やっと洋服を着てくれるようになりました(?)。

学校から帰ってきて、わざわざ着替えるのがめんどう、
サッカーの練習や塾へ行く服装に着替えるまでに、 制服を着ているのがめんどうで、
ぬいじゃう、
というのが理由だと思うんですが、
家の中で、上半身ハダカでいる時間帯が多いんですね……。

フトンの中ではいまだにハダカで寝てるし。
今朝なんて、窓も開いてた・・・・・(単なるバカ?)。

しかし、このアダモちゃん、めったに風邪をひきません。

むかし、「相撲取りゃハダカで風邪ひかん」っていうCMがありましたが、
まさにそのとおり……。

1歳になるかならないかの時、家族全員で次々インフルエンザにかかったときには、
高熱を出してたいへんな目にあったし、
保育園時代は風邪をこじらせて肺炎を起こしかけたりしていたけど、
小学校に入ってからは、具合が悪くなることはまったくなし。

インフルエンザなんて、学級閉鎖の時も一度もかからなかったし、
休みの日一日一緒に密室で遊んでいた友達全員がインフルエンザにかかった時もまったく平気で、
お友だちのお母さんを驚かせたものでした。

インフルエンザワクチンなんて、もちろん生まれてこのかた1回も打ったことはありません。

「いいわね、ぜんぜんインフルにかからなくて」 と言われるんですが、
いえいえ、そうじゃなくて、たぶん、毎年、かかってるんだと思う、インフルに。

インフルエンザのウイルスは、どんどん変異するので、一度かかっても、またかかってしまいます。
それで、ワクチンは毎年新しいワクチンが作られて、毎年打たないと効果がないことになっています。
でも、インフルエンザに一度しっかりかかると、
体にはしっかりインフルエンザの免疫抗体ができて、
翌年ちょっと型が進化したウイルスがやってきても、対抗して戦ってくれるんですね。
だから、軽くすんだり、感染しても症状が出なかったりする。

そして、戦いが終わった後は、しっかりと新しい抗体に、バージョンアップしている、ってワケ。

つまり、ガッツリ一度かかっておくことは、
インフルエンザウイルスの抗体のソフトをインストールしておくこと。
翌年、翌々年と、どんどんソフトはフリーでバージョンアップしてくんです。

だから、お医者さんや、保育士さんは、めったにインフルエンザで倒れない。
めちゃくちゃごっついインフルエンザの抗体できてるから。

ウチのハダカの次男も、ハダカでインフルエンザウイルスにさらされ、
インフルエンザウイルスに感染しながら、どんどん抗体を強化しているんだろうと思うしだい。

残念ながら、
インフルエンザワクチンの抗体ではそのバージョンアップができないんです。
ワクチンで作る抗体は、ワクチンの製造上、ウイルス全体に対する抗体ではない上に、
血中にしかできず、あっという間に消えてしまうから。

一応5か月程度は持つことになっているけど、
競馬場のお馬さんは2カ月ごとにインフルエンザワクチンを打っているというから、
本当はそれくらいしかもたないのかもね。

今年はずいぶん、インフルエンザ関連の報道を見かけます。ワクチン、余ってるんだろうな。

でも、打っても打たなくてもかかるんだから、打つ必要なんかないです。

インフルエンザワクチン毎年打ってるという人にかぎって、毎年インフルエンザにかかっているような気もしたりして。
インフルエンザにかかりやすいからインフルエンザワクチンを打つのか、インフルエンザワクチンを打つことでインフルエンザにかかりやすくなっているのか。
どっちなのかわかんないけど。

インフルエンザの予防なんか無理なんだから、
ワクチンにお金をかけるのは本当にもったいない。

覚悟を決めて、ガツーンとかかってしまうこと! 
中途半端なワクチンなんか打たないで、
自分の体の抗体で戦って、抗体をバージョンアップさせること!

次男のようにハダカですごすのは、どうなんだと思いますが。


ブルっとしたら、毛糸の帽子とぐるぐる襟巻き。
家の中でもやっています。
風邪を引くのは、頭とのどからなのでこのふたつを冷やさないようにします。
これが私の一番の風邪予防。
ちょっとご隠居スタイルですけど。

2013年11月5日火曜日

バンザイねんね


まだ出版社に勤めていたころのこと。

一緒に仕事をしていたライターさんや編集者さん仲間と、
泊りで伊豆に遊びに行ったことがありました。

徹夜で仕事をこなし、夜現場へ駆けつけてくれたのは編集者Yさん。
その夜は遅くまでどんちゃん騒ぎ。

翌朝。
超多忙で寝不足な中来てくれた彼女を、宿の朝食のために起こすのはしのびなく、 彼女を寝かせたまま朝食をとりました。
彼女と同じ事務所のIさんが、朝食のパンでサンドイッチをこしらえてくれたので、
Iさんと一緒にYさんの部屋にバスケットにいれたパンを持っていったところ、

「バンザイして寝てる・・・・・!」
とIさん。

見ると、Yさん、熟睡中なのですが、両手を真上に上げて寝ているんです。

生まれたばかりのアカンボは、両手を上げたガッツポーツで寝ているものですが、
そんなかっこで寝る大人の人をこれまで見たことがないので、

「よほど疲れているのかもね」
と驚きました。

ところが、その後何年かたち、なんのきっかけだったか、
原稿書きでめちゃくちゃ疲れたある徹夜の日、ふと、Yさんの寝姿を思い出してしまった。

思い立って、フトンに入ったあと、両手を上げ、Yさんのように「バンザイ!」して寝てみました。

なんか気持ちいい。
そして、翌日、さあ、仕事始めようというだんになって気が付きました。

どうも、肩こりに効いている!?

いつもは翌日に肩の凝りをひきずるのですが、まったく苦しい感じがなかったのです。

もちろん、寝ている間にいろんなかっこをしてしまうので、その姿勢を保っているのがどの程度の時間なのかはわかりません。
でも、確実に、肩こりが軽減してる。

いつのまにか、
パソコン仕事で疲れた日は、「バンザイねんね」で寝るのがクセになりました。

以前は仕事がつまってくると強烈な肩こりに悩まされて、頭痛がするほどでしたが、
「バンザイねんね」をするようになってから、ほとんど肩こりに悩まされることがなくなっています。

なんとなく開放的な気分になれるからかな? Yさんマジック! 
と、おまじない程度の効果かな、と思っていましたが、

最近、「バンザイ体操」なる、肩こり体操が流行っていると聞いて、
なるほど、「バンザイねんね」は理にかなっているのかもしれないぞ、と納得して
今日ご紹介するしだい。

夫にも勧めたところ、効くね~! と言っていました。

ぜひおためしを!

寒くなってきたので、あたたかい長そでパジャマで。


この人(犬)がフトンに割り込んでくると、
「バンザイ!」の姿勢をとるのが難しくなっちまって
「シェーッ!」みたいなかっこで寝ざるを得ない場合もありますが。




 

2013年10月28日月曜日

土壌菌食べよう♪

お腹にサナダ虫を飼っていたことで有名な 寄生虫博士、藤田紘一郎先生、
最近は 寄生虫ではなく、「腸」の健康のお話のほうで活躍なさっているらしい。

藤田先生の著作物は、「ん?」てとこも少しあるのだけれど、
専門家ならではの興味深いネタ満載の上、 ユーモラスな先生のお人柄が感じられるものだから、
本を見つけると、ついつい買って読んでしまいます。

今年になって読んだ本は、すべて腸のお話。
先生ならではのユニークなお話がいっぱい。

『腸をダメにする習慣、鍛える習慣』(ワニブックスPLUS新書)では、
病気が発病するかどうかの分かれ道は、
腸内細菌の数と、腸内バランスがいかに整っているかである、と先生は言っています。

では、腸内細菌を元気にするにはどうするか?

食物繊維をたっぷり食べると、悪玉菌だって、良い働きを始める、とか、
味噌、納豆が腸内細菌の滋養強壮剤になる、とか、
健康に関心のある人なら思いつく定番ネタも書いてありますが、
中でも、私がいちばんおもしろかったのが、 「落ちたものを食べる」 という方法。

腸内細菌を活性化するためには、外から菌を取り入れることが不可欠。
そのために効果的なのが「土壌菌」。
土の中にいる菌です。

昔は食糧事情が悪かったので、野山や川のものなど、あらゆるものを食べたけれど、
今は清潔志向で、土壌菌を取り入れる機会がなくなってしまった、と。

たしかに最近は、清潔清潔で、赤ちゃんもハイハイして畳をなめたりしないし、
野菜には土も虫もついてない。
殺菌殺菌で、 腸内環境は、一昔前とは相当違っているはずです。

このごろは、アトピーなどのアレルギーも、腸内環境が原因とする説があります。
アレルギー体質の私は、土壌菌でもなんでも頼って、なんとしてでも腸内環境をよくしたい。

そういえば、先日、海外取材のテレビで、
健康のための高級食材として、 土が利用されている、という映像も目にしました。

うーむ、これは、試してみる価値があるかも。

でも、どうやって土壌菌を取り入れる?

先生のお友達は、中国で養殖しているミミズを取り寄せて食べているそうです。
ミミズは土壌菌の宝庫。
これを食べると健康になるのみならず、精力がみなぎってくるそうで。
どんな精力増強剤より効くのだそうです。

土壌菌は、腸内細菌を活性化し、そして、精力まで向上させてしまうのらしい。

ミミズを取り寄せるほどのお金のない先生は、土壌菌のカプセルを飲んでいるそうです。
カプセルのおかげで、藤田先生も70すぎて「現役」だというので、
調べてみたところ、
土壌菌カプセルは、藤田先生が開発にかかわっている 「マメビオプラス」という商品。
飲んでみたいような気もするけど、30粒で4500円とお高いのです。

健康にはお金がかからない!
が信条の私にとって、 カプセルごときにそんな大枚をはたくことは許されません。

ではどうするか?
先生は言います、 もっと手軽に土壌菌を取り入れるには、 「落ちたものを食べること」。

「床でも土でも落ちたものから多種多様な菌が腸に入ってきて腸内細菌を大いに刺激してくれれば、菌たちが精力的に動き出し、生命力も精力も高まります。」

じゃ、アタシは、 身近にある土壌菌を少しずつ食べてみようじゃないか!

違いますって、
精力を高めるためじゃなくて、くれぐれも、腸内環境、アレルギー体質改善のためですからね!

しかし、庭の土やミミズ取ってきてモリモリ食うわけにもいかない。

そこで、 野菜をテキトーに洗うようにし始めてみた。

小松菜や、カブの茎のあたり。ノミ取りまなこで土を洗いながしていましたが、
今じゃ、
「おっ、土壌菌、土壌菌♪」
と浮かれながら、 ほどほどにすすいでさっさと調理。

レタスなどの葉物を洗うときも、
白いボールを使って、細かい砂が少しも残らないように、 ていねいにていねいに洗っていたのが、今じゃ、
「土壌菌、土壌菌♪」

芋やゴボウなどの根菜だって、皮をしっかりこそげ取っていたのを、
たわしでゴシゴシこすって、テキトーに食べちゃう。

おかげで、野菜類を洗うのがおっくうでなくなって、野菜摂取量がドカンと増えました。

残留農薬?
あるかもしれないけど、なんとなく気になるものは水につけるくらいで、
あとは気にしなーい。

腸内環境にどの程度効果があるのかはわかりませぬ。
でも、 料理が断然楽しくなったのは確か!

夫の精力が高まっている?
いやその様子はないですねぇ(だからそのためではありませんて!)。


大好きなカブの糠漬けを作るのも
勝手に作った「土壌菌の歌♪」を歌いながら。
土壌菌プラス糠漬けの乳酸菌の最強コンビ!

2013年10月17日木曜日

注射嫌いのワクチン読本

小さいころから、注射が大嫌いでした。

まだ2,3歳のころから、黒いカバンを持って曾祖父の往診に来る医師の姿を見ては泣きわめき、 同じように黒いカバンを持ってやってくる銀行のおじさんにまで怯えて大泣きし、
人のいいおじさんをおおいに困らせたものでした。

「なんであんなに医者嫌いだったんだろうねぇ」
親は今も時折、あきれてこう言います。

ただただ、注射が怖い。
動物病院が大嫌いな犬と同レベルです。

私が小学校のときには、まだ学校でインフルエンザの集団接種がありました。
年に2回も注射。
いやでいやでたまらなかった。

ある年の2回目の注射のとき。
教室を出て、クラスの女子で列になって寒い廊下を歩き、
いよいよガス室、いや、アルコールの臭う保健室前に並んだ時、

保健の先生が、
「この間注射をして腫れたり、熱が出たり、具合が悪くなったりした人はいますか?その人は左に一歩ずれてください」
と言いました。

あたしゃ 腫れてもいないし、熱もでてない、
しかし、思わず左に一歩、ずれてみた。
ずれた2、3人を残し、クラスメートは保健室の中へ。

「ラッキー!」

味を占めた私は、その後何回もその手でワクチンをちょろまかしました。

いちおう、小学校の時にはマジメでおりこうさんだった部類の私が、
なんでそんなことをしたのか、今も 不思議なんですが、
ただただ、腕にハリを射すのがいやだったから、としか思えない。

ワクチンしないことで、インフルエンザになるかもしれない!
という危機感なんか、これっぽっちもなく、
「ひとつインフルエンザにでもかかって、学校しっかり休んでみたいなヒヒヒ」
と思っていた不埒ものでした。
頑健だった私は、学校を休むこともなく、結局、 ズルしたことは、誰にもバレずじまい(多分)。

注射、今も大っ嫌いです。
だから、血液検査のある健康診断からも逃げ回っています。

注射好きな人って、いるのかしら?
みんな、注射、いやですよね?

こんなこと書いて、何が言いたいのかというと、
最近の世の中では、注射を打つことが、「善きこと」のように思われすぎていて

なんか、おかしかないか?

と。

「注射嫌い!」なんて言ったら、 知性のない非科学的人間め、みたいな目で見られてしまう。

でも、いやなもんは嫌なんダ。

もうお子さまが大きい方はご存じないと思いますが、
今の赤ちゃんの予防接種、すごいんです。

0歳児のうちに、国が奨めている定期接種だけで10回も打つ。
しかも、最近は
「ワクチンを打つのはきちんとした親の果たすべき義務」
みたいなムードがすごくって、お母さんへのプレッシャーもただならぬものがあります。

私、
今、赤ちゃんじゃなくて、ホントよかった。
生まれたばっかりで、そんなにブスブス打たれたら、
怒りと痛みのあまり、この世に絶望して憤死してしまうに違いありません。

本当に必要なワクチンだけにできないのかな?
ワクチンを全否定するつもりはないけれど、
どうしても必要なものだけに絞れないのかな?

自分が母親になり、子どもにワクチンを打たせる立場になってから、ずっと考え続けてきたこと。

その答えが、 最近、やっと、出ました。

同じように、迷い、悩んでいるお母さんに知っていただきたくて、本を作りました。

『子どもと親のためのワクチン読本』
です。

『インフルエンザ・ワクチンは打たないで!』という本で、
インフルエンザワクチンについてまとめた時からのお付き合いである、
著者の母里啓子医師から、ワクチンの話をとことん伺って、作り上げました。

ワクチンの病気のリスクと予防接種のリスクなど、Q&Aも使ってわかりやすくまとめています。

ワクチンの問題って、どうしても暗いものになってしまうのですが、
現役ママである、高橋ユウさんによる「ワクチンあるある」育児漫画が、メチャ面白いのです。

ぜひ、書店で立ち読みしてみてください。

面白そうだったら、1冊、買ってみてください。

あ、秋のインフルエンザワクチン、そのお金を使わずに、ぜひ、こちらを1冊。
医療の断捨離にお役立ちですよー。

今回、宣伝で失礼いたしました。でも、
せっかくだから、この場を借り、
折りをみてまたワクチンのこと、
書いていきたいと思います!

2013年10月4日金曜日

体に悪いけど、心にいいもの

大きな仕事が終わって、
あれ?なんだか肌寒い、と思ったら、
いつの間にか本格的な秋になっていました。

無我夢中で作業をしているうちはいいのだけれど、
やれやれ、と思ったとたんに、小さなことが気になり出す。
もう少し、いい仕事ができたはずなのに、とあれこれ考え始めて自己嫌悪になったり、
鏡をのぞいて、「アレ、また一段と老けやがった」なんてぞっとしたり。
そういう時に限って、嫌な知らせが舞い込んでくる。

急に自信がなくなって、なんだか動き出せなくなる。
ひんやりした秋風を感じるたびに、過去の自分の失敗の数々がフラッシュバックしてきたりして・・・・。

昔、まだ出版社に勤めていたころ、
なにかの仕事の失敗で落ち込んでいた私に、 仕事仲間の編集者が、

「しょんぼりしたときは、『紀の善』に行くといいよ」
と言ってくれました。

「紀の善」とは、神楽坂を下ったところにある和風喫茶店で、
勤めていた会社から歩いて15分ほど。エスケープにはもってこい。
アドバイスに従って、会社を抜け出し、読みかけの本だけ持って、一息つきに行ったのです。

神楽坂ブームのおかげで、今や並んで入るほどの繁盛ぶりだけど、
昔はそれほどでもなく、 お店は静かなものでした。

日本茶をふうふう吹きながら飲んでいると、不思議と落ち着き、
なぜかわからないけど、
「大丈夫、それでいいんだよ」
と言われていような気がして、なんとなく慰められたものです。

和の雰囲気の持つ懐かしさに、ほっとしていたんですね。

その後2回くらい、「紀の善」にはお世話になって、
会社を辞めた後は行っていません。

数年前、
仕事で、ある作家さんに無理なお願いをして怒鳴られた日の帰り道には、
鯛焼きを買って帰ってきました。

小学校で、先生に叱られたか、なにかいやなことがあって、しょんぼりして帰ってきた日、
母が用意してくれたオヤツを食べているうちに、
ほっとして、安心することができたのを思い出したものです。

だれだって、凹むことはある。
カラ元気を出すのもいいけど、自分の感情に無理にフタをしないほうがいいんじゃないのかな?

そんなときは、 ヤケ酒、ヤケ食い、精神安定剤などに走る前に、
懐かしい食べものを前にして、ひと時、郷愁にひたるのはどうかしら。

ところてん、あんみつに、焙じ茶に鯛焼き、かっぱえびせん。

私の場合は、 それがどんな薬より、一番効きます。

栄養価としてもカロリーとしても、イマイチですけど、よいではないですか。

「体に悪いけど、心にいいもの。」

体の健康より、まずは心の健康を優先させたほうが、いい。

食べものの意義は、栄養価やカロリーだけじゃない。

「郷愁」の占める割合は、案外と大きいんじゃないだろうか。

思い出の食べ物で一時子どもに戻り、愛された記憶を思い起こして――。

そうしているうち、心も、体も、元気を取り戻すことができるんです。


年々甘いものが苦手になる私、最近の「しょんぼりフード」は、
「サッポロ一番みそラーメン」。子どものときのごちそうでした。
家族がいないある土曜の昼に、祖父が煮てくれたのが忘れられません。
「じいちゃんは、2つだ」って言って、自分だけ2袋煮ていて、
まだガスの使えない私はうらやましかったなぁ。

2013年8月30日金曜日

夏の疲れは胃腸から

やっと、夏休みが終わりました。

やれやれ。
女性は、いちばん、疲れが出るころですね。

この夏。
自分の体調、食べ物をいろいろ考えた結果。

アミノ酸が足りないだの、なんだの、いろいろ言われているけど、
夏の疲れというのは、結局は、
胃腸の疲れ、
につきるのではないかと結論づけました。

ビロウな話で申し訳ないんですが、
私、 この夏、ずっとおなかがゆるめでした。

女子ですから、若いころは便秘に苦しんだりしたし、
お腹がゆるくて困る、ということは急性胃腸炎でもなければありえない話だったのですが。
この夏は、「あたしゃおじさんか!」 ってつっこみたくなるくらい。

アトピーは胃腸の調子が非常に重要なので、
ダイエットは全くしてなかったのですが、 日々、お腹の調子には気を使っていました。
よく噛むとか、油ものは避けるとか。
なのに、なかなかいい感じにならん。

そういえば・・・・。
とフト気づいたことが。

サッカーの某J1チームの栄養士さんの本を作っていたときに、
「氷を入れた水」 がよくない、と聞きました。

「そんなことで? と思うかもしれないんですが、
そんなことで、お腹ってゆるくなっちゃうんですよ」 って。

もしや。と思い考えてみれば、

朝飲んでる、アイススムージーに、昼間は、アイスコーヒーを飲みながら仕事、
そんで、夜は、キンキンに冷やしたビールに、氷を入れた焼酎ポッカレモン割り。

考えてみたら、 朝から晩まで、お腹を冷やしまくっているんです。
これじゃ、食事に気を使ってもムダですよね。

でも、朝のスムージーも、夜の冷やしたビールも、やめられないし・・・・・。

そういえば、と思いだしたのは、香港のこと。

昔、ムシムシと暑い初夏の香港に行ったとき、
食堂やレストランで、まず最初に出てくるのが ガラスのコップに入った熱いウーロン茶でした。

私の感覚からすると、中華料理屋に行ったら、まず、冷たいビール、なのだけど、
香港の人は、ビールというものをあまり飲まない。
熱いウーロン茶で食事をするんです。

クーラーはがんがんにかかってます。
ガイドしてくれた編集者さんが、
「こっちの人は、クーラーがご馳走だから」って笑ってた。

クーラーはがんがんやっちゃうけど、体の中は絶対冷やしちゃダメ、って、みんなしっかりわかってるんですネ。
10年以上も前のことだけど。今もそうなのかな?

フト、そのことを思い出して、

一昨日から、仕事をする間だけは、熱いお茶を飲むようにしています。

「即、快腸!」とまではいかないけど、
ハイ、おかげさまで少し落ち着いてます!


香港の食堂では、武骨なガラスのコップに
あっちっちのウーロン茶が入っていました。
ガイドしてくれた通訳の女性がすごくスリムだったので、
「どうしたらそんなスリムになれるんですか?」って聞いたら
「お茶、ノンダラ?」って言われた。
香港の人って、お茶を信じてるんだなァー、ってミョーに感動したっけ。

仕事の時はコレで。
スーパーで買った愛用のマグカップ。
保温がイマイチで、かえって使い勝手がいいです。

2013年8月12日月曜日

桃の種

桃がおいしい季節です。

チョイ高いけど、あの薄紅色と白のベルベットの肌触りには なかなか抵抗できません。
ときたま買って、デザートにしています。

桃の切り方って、どうしてます?

私、ずっとこうしてました。

皮をむいて、そのまま種をよけてきりわけて、 お皿にとり、
色が変わらないうちにと大急ぎで家族に勧めます。

そして、 かあちゃんは、
種のまわりにくっついた果肉にかぶりつく。

ところが、ネットで調べてあらびっくり、
皮をむかないうちに切り目を入れて、
一片ずつ引っぺがすんですね。

そうすると、種と果肉が、うまいぐあいにさよならしてくれるんです。

知らなかったーっ! というわけで、
この夏はそーやって切って家族に出しておりますが。

そうすっと、 いつもの種ちゅうちゅうができなくて、ちょっとさびしい・・・・・。

果肉のちょっぴりしかついてない桃の種をしぶとくなめながら、
またへんなことを考える私。

「この種、食べられないんだろうか?」

なんとなんと、調べてみたら、桃の種、

食べられるどころか!

桃の種を割った中に入っている実は、 桃仁、と言われ、
薬効もあらたかな漢方薬のもと、だったんです。

それも、婦人病に効くのです。
つまり、冷え症、瘀血などに効果ばつぐん。

ほんとかいな?

そう聞くと、もう試してみいと気が済まない私です。

さっそく、
なめ終わった桃の種を少し乾かしました。

キッチンバサミの、「くるみ割り」の部分を使ってかち割る ・・・・・
・・・・びくともしません。

ペンチを使ってみました。しかし、
・・・・割れないーっ!

拾った木の実を食べようと悪戦苦闘しているサルかってありさまの 私。

見ていたダンナがあきれて、
「何やってんの」

「桃の種の中の実が、婦人病に効くんだって!だから今割ってんの」

「え~、それ、食うわけ? またへんなもの食ってー!
しびれたり食中毒になったらどうすんだよ。ちゃんと調べてから食べなさい」

「ダイジョブダイジョブ、桃なんて、イザナギイザナミの時代からあるんだよ。
毒だったら、『桃の種は毒』っていう言い伝えが絶対残ってるって!」

最後は、スチール切り用のはさみ(なんでそんなものが家に?) で切り刻み。

めでたく、小粒のアーモンドのような桃仁が取り出されたのでした。

「あ、このニオイはおいしそうだよ~!!」
杏仁豆腐の甘い香りです。

さっそく口に入れて噛んでみたら。
まずかったー。

残念!

もう一度ネットで調べ直してみたら、

ホワイトリカーにつけて桃仁酒にするとか、
すりつぶして、クスリとして少しずつ何かに混ぜるとかで、
ぱくっと食べるものではありませんでした・・・・・。

桃仁酒、作ってみます。

苦労して種割ってんだから、
なにか薬効も、あるといいなァ。

(今、種集め中)


このような桃の種を割ると……

こんな、アーモンドのような実が出てきます。
これが桃仁(とうにん)。

2013年7月27日土曜日

卵をしばらくやめてます

「足の甲のアトピー」ですが。

おかげさまで、
あれからひどい痒みが再発することもなく、
順調に肌が回復していっています!

まだ肌の状態はきれいではないけど、
赤みが消え、ブツブツもほとんど消えました。

といっても、特別なことをしているわけではない。

和食にして、極力、油をとらないように気を付ける。

肉を少しにして、魚をたくさん食べる。

あと、卵を食べない・・・・。

アトピーでやはり一番大きな原因になっているのが、卵、らしいんです。

アトピーがよくならない、という場合、毎日卵かけごはんを食べている、という人が多いって。

卵は、牛乳と同じく、それ自体のたんぱく質がアレルギーを誘発するので、
アトピーの原因になりやすいのですが、

それだけでなく、
生卵の白身にふくまれるアビジンという要素が、
肌をつやつやに保つ役割を果たすビオチンという微量栄養素を、
体外に排出してしまうんだそうです。

がーん。

・・・・・アタシ。死ぬ前に何が食べたいっていったら、卵かけごはん! 
ってくらい卵かけごはんが好きなんですが。

ちなみに、アビジンは、白身を加熱すればなくなるそうです。

ビオチンという栄養素は、ほんのわずかあればいいようですが、

善玉腸内細菌が少ないお腹の弱い人は足りなくなることが多いらしく、
アトピーなどの皮膚炎を悪化させてしまうらしいのです。

しかたがないので、卵、 すでに1か月以上、食べてません。

卵が本当に原因なのかはわからないけど、
でも、ほんとに、あれから痒みが消えているので、卵を食べようって気にもならなくなっちまった。

とはいえ、アナフィラキシーショックを起こすわけではないので、
つなぎには普通に卵を使ってるし、家族には卵料理も出してます。

それにしても、おかげで卵を使う量は随分減りました。

卵って、使おうと思えばいくらだって使えちゃう素材なんですね。
今まで、 安易に食べ過ぎてたんだなぁ、って反省したりして。

そろそろ、
卵を、思いっ切り食べてみたい。いや、食べたくてしょうがないわけじゃないんです。

痒みが出るか、ブツブツが出るか試してみたい・・・・・・!

でも、まだ、怖くて、できません。

そのうち、実験してみます。


生卵かけごはんを食べなくなってからの
ごはんのおともは、イカの塩辛。
この小野万のは欠かさず冷蔵庫にあります。

するめいか買って手作りで冷酒、もおいしいけど、毎日のごはんには、断然これ。

大学時代、陸前高田出身のBFが、私がそっち方面に遊びに行くと言ったら、
「お願いだから小野万の塩辛買ってきて~」ともだえるように言っていたのを、これを食べるたびに思い出します。
今は、ヨーカドーでもマルエツでも売ってます。

そういえば、気仙沼出身の知り合いも、「毎日の朝ごはんは、山盛りのイカの塩辛でした」って言ってました。

卵かけごはんと同じで、なんかこの生臭さがくせになるというか・・・・。
やめられないとまらない。

ちなみに、この小野万の塩辛の、この入れ物、クリアなので、
食べ終わったあともしばらく冷蔵庫でじゃことか漬け物入れとして活躍してくれて、
それもお気に入りなんです。


 

2013年7月11日木曜日

アイスグリーンスムージー

以前、朝食で飲んでいる、自己流グリーンスムージーのことを書きました。
飽きっぽい私にしてはめずらしく、いまだに続いています。

毎日、楽しく作ってます。

最初は、支度が大変で、正直負担ではあったんですよ。

材料の野菜やフルーツも欠かさず買っておかなきゃならないし、
いろんな種類の葉っぱを洗って準備するのも手間で。
洗っておいて、タッパーにしまったり、冷蔵庫の野菜室はいつもキツキツ。

でも、先日。

テレビの『ソロモン流』を観ていたら、
雑誌『ヴェリィ』のカリスマモデル、滝沢眞規子さんが、
セロリなどの野菜をザクザク切って冷凍し、それをスムージーにしていたんです。
「あ、なるほど、冷凍すればラクチンだよね!」
って叫んでしまいました。

即、マネっこ。

野菜を洗って切ってジップロックに入れて冷凍しておく。
そしたら、朝は冷凍庫から取り出してミキサーに入れるだけ。
これなら超簡単ではないか!

私の場合は、きまった野菜で作っているのではなくて、常にありもののノンポリスムージー。

そこで、
使いかけのレタスやほんの少し余った小松菜など、
とっておくとしなっとダメになってしまいそうな残りものを、
料理のついでに、ザクザク切ってジップロックにいれ、冷凍しておくことにしました。

これまでだったら捨てていた、青くてかたいキャベツの一番外側の葉や、レタスの葉、
使い切るのが大変で、ビニール袋に入れたままいたんでしまうこともあった、大根の葉やカブの葉、ブロッコリーのしん、
そういったものも、ザクザク冷凍していきました。

野菜だけじゃなくて、イマイチおいしくなかった安メロンや、熟して甘くなりすぎたフルーツもカットして冷凍。

冷凍したら酵素がダメになるとか、いろいろ言う向きもありますが、
そーんなこと気にしーないっ、のです。

この冷凍モノを使えば、支度は超簡単だし、新鮮な野菜が何かあれば、それを1品プラスするくらいで、最高にジューシーなスムージーができちゃう。

これがまた、冷たくて、夏の朝に最高なんですよ。
キンキンに冷たいシャーベット状なので、苦みも感じない。


何よりうれしいことに、

このガンガン冷凍方法を始めてから、野菜を腐らせて捨てる、ということが皆無になりました。

しかも、野菜室に使いかけの古い葉物が入っていないので、野菜室が常にキレイで、超気持ちいい!

野菜だけじゃなくて、ついでに、古くなりそうな抹茶の粉とか、いろんな冷蔵庫の残り物を、こっそり入れちゃってる私です。

「グリーンスムージーって、お金かかるでしょう?」
と聞かれたのですが、

そんなわけで、ぜんぜんお金かからないんですよ!



沖縄土産にもらった「ノニ」ジュース。体にいいらしいのは知ってるけど、どうにもこうにも飲めたもんじゃなくて。
せっかくもらったノニ、冷蔵庫に入ったまんまでした。そこで、
スムージーに入れてみた。が、飲もうとコップを口元に近づけると、ニオイが気になってオエッとなっちゃう。
味は大丈夫。でもこのたまらんニオイ、なんとかならんものか?
考えた末、マックで飲んだアイスコーヒーの入れ物を持ち帰り、入れてみました。
これなら大丈夫。しかもなんだかテイクアウトのスムージみたいで、よけいおいしくいただけました。

2013年7月2日火曜日

足の甲のアトピー その3

前回、前々回の続きです。

自分の足の甲の痒みを、「アトピーである」と断定した私は、
この世の中にあふれかえる、有象無象、玉石混交、阿鼻叫喚、
アトピー情報の荒波に飲み込まれてしまったんです。

「脱ステロイド」 「体からアトピー、ステロイドの毒を抜く」
みたいな言葉に、すっかり踊らされ。

我ながら一番バカだったのは、「樹液シート」を貼ったこと。

足の疲れがとれ、翌朝スッキリ、というの、ありますよね。
あれで「ステロイドの毒を吸い取ることができる」と聞き、
夜な夜な足裏に貼りつけて寝ていたんです。
ウソみたいだけど、でも、実際、スッキリする。
いかにも、「体の毒素が出ている!」感じなんですね、これが。
しかし。 体の毒を全部吸い取るまでに、これをいったい何枚使えばいいのさ? だんだん腹が立ってきた。

それ以外にもあれやこれや試した挙句、
どーも、ステロイドを毒扱いして、「脱ステロイド」を奨める情報には、
ステロイド以外の商品を売りつけるものが多い、ということに気が付きました。
塩素除去とか、なんとか茶とか、なんとか化粧水とか。

意を決し、ある日丸一日かけて、ありとあらゆるアトピー情報を全部洗いだしました。

商品宣伝、治療法の販売しているものは、すべて排除、
自らのアトピーの治療法を紹介しているもののみをピックアップ。

ネットでたくさんの体験談を目にする中で、 まともそうな治療法には、 「和食」を徹底する、という共通項があるなあ、という印象がありました。

最終的に行き当たったのは、
いくつかの個人によるホームページでの治療法の紹介と、
下関市立中央病院での治療法を紹介した『油を断てばアトピーはここまで治る』永田良隆著(三笠書房)という本。

それらを読んで、あたしゃ叫びました。
「これだァーーーーー!!!」
って。

結論を先に言ってしまうと、
痒みや皮膚の炎症は、過剰な植物油、「リノール酸」が原因だ、っていうこと。
昔ながらの和食にし、リノール酸を摂らないようにすることで、アトピーはどんどんよくなる、というものです。

その日から、植物油は言うに及ばず、
リノール酸が多く含まれている肉類を極力減らし、アレルゲンとなる卵、牛乳もストップ。

麦飯に、お味噌汁、イモ類、大豆に根菜、魚、海草などの、昔ながらの純和食に変換。

そしたら。

なんと、なんと!たったの2日で、
あのおそろしい発作のような痒みが、ピタリと出なくなったんです。

以来、一度も、掻き毟るような痒みが出てない。
数日前から、ステロイドなしでも痒み出ず。

小指と薬指の間の皮向けは一部残っているし、
さすがに病歴が長いので、肌がキレイになるにはもうちょっとかかりそうですが、
10日たった今では、ポリポリ掻いたくらいでは、肌はびくともしません。

冷静に書いてますが(?)、
  正直、アタシ、かなり、びっくりしています。

もちろん、他の方に合うやり方かどうかは、まったくわかりませんし、
それになにぶん、始めて10日なので、このやり方が本当に私に合っているのかどうかは、まだわからない。

でも、なにしろ痒くない!

それに、体調もいいのは確か。

このまましばらく検証を続けてみたいと思います。



調理に油を使わないようにすると、洗い物がラク~!
アクリルたわしのみで、洗剤いらず。
手の荒れもよくなり、相乗効果で肌がよくなってます。

2013年6月24日月曜日

足の甲のアトピーその2

前回の、「足の甲のアトピー」の続きです。

ほんとにアトピーなのかも判然としない状態で、医者通いをやめてしまった私。

ある皮膚科のお医者さんには、「このクツを履くと、痒くなる、というクツは履かないでください」と自信まんまんに指導されました。
言われるまま履きなれたいくつかのクツを泣く泣く処分したけど、足のかゆみはそのまんま。

トリガーは確かに、皮のサンダルだった。
でも、それ以降は、なにを履いたって、痒みが出るようになってしまった。
場所だって少しずつ動いてる。

クツのせいじゃないやい。

私は、自分で、「これはアトピーである」と断定しました。

なぜなら……ウチの長男、新生児の時、ひどいアトピー性皮膚炎だったのですが、現在もわずかに残る膝裏の痒みが、
私の足の甲の痒みとそっくりだから。

症状が出ていないときはそうでもないけど、汗で悪化し、いったん痒みが発生すると掻きむしる。

体の内部からきているような痒みだと言います。
掻きむしって、悪い血をかきだしたい!!!というような。

キョーフの痒み。

アトピー性皮膚炎のことをいろいろ調べると、
顔や胴などの、全身症状を起こしている重度のアトピー患者が完治する過程で、
最後の最後まで症状が残りがちな箇所が、膝や肘裏、足の甲、脛、手の甲などである、ということがわかりました。

長男は内臓など体全体はきわめて頑丈。全身症状は抑えられてはいるものの、抑えきれないアトピーが、足の部分に出てきてしまう、ということなのかもしれない。
痒みの質といい、発生場所といい、私の足の甲も、同じタイプのものではないだろうか?

もうひとつ、二人の共通項がありました。
足の指の間の皮が、剥ける、という症状です。

長男は今年はその症状は出ていませんが、去年、おととしはひどい状態で、ベロベロでした。
「水虫だ!」とあわてて皮膚科に行かせたのですが、
何度皮膚科に行っても白癬菌は見つからずじまい。

診断は、 「水虫になりそうな状況です」という意味不明のもので、
出されたお薬は、ヒルドイドソフトという、保湿用のハンドクリームでした。
そんなん塗っても、いっこうよくならん。

蒸れたシューズで炎天下運動しているから仕方ない、と、清潔を心掛けるのみでいるうち、いつのまにかとりあえず収まり事なきを得ました。

ところが。

今年になり、いよいよ足の甲が悪化してきた私の、左足の小指と薬指の間に、
まさに、長男と同じ、皮向け状態が起こって来たんです。

皮こそ剥けてなかったけど、以前から私の足指の間はカサカサで怪しい感じでした。
10回以上、皮膚科で白癬菌検査をしたけど、すべてシロ。

ああ、今年になってついに、皮むけになっちゃって。

これって、「水虫になりそうな状況」ってこと? 

足の甲も汚いのに、水虫、こんなオバサン、ミジメすぎる。

いや違う、これって、 長男のも、私のも、

・・・・・根っこは同じアトピーなんじゃないの~!?

足をポリポリ掻きながら、

「絶対に、絶対に、治してやるゥ~!」

とひとりメラメラと闘志を燃やすオバサンなのでした。

(続く)


いろんなものにお世話になりました。「なりました」というのは、現在、よくなりつつあるからなのです!
一番ひどいときには、ペットシートを切り取り、黄色い汁を吸わせてた。それほど悲惨でした・・・(泣)。

2013年6月14日金曜日

足の甲のアトピー

頑丈がとりえの私ですが
じつは 足の甲に、アトピーがありまして。
これが、すっごい悩みです。

発症したのは、かれこれ5年くらい前。
猛暑、炎天下の取材に、同じサンダルで走り回っていたところ
ちょうど、サンダルの皮で覆われた足の甲の部分に
突如として湿疹と猛烈な痒みが起こったのです。

皮膚科でステロイド入り軟膏を処方され、
一時はおさまったものの、すぐぶり返し。

皮膚科へまじめに通院しても全く好転せず、ステロイドが強くなるばかりなのに不安をおぼえ、
病院を変えること4回。
皮膚科のいうことはどこも同じ。
お薬を塗ってください。すぐには治りません。治るまでお薬を塗ってください。

最後は内科へ行きました。
「うーん、うーん、ナンダロウ、これは」
と人のよさそうな内科の先生が悩みながら書いてくれた処方箋。
出されたのは、マイザーという、最強のステロイドでした。

マイザー、さすが最強の薬、よく治るんですわ。一見きれいに。
なんですが、まじめにつけ続けても、絶対に完治しないんですよね。

結局、皮膚科でも内科でも、一回もはっきりした診断はなし。
アトピーなのか、なにか他の皮膚炎なのかもわからずじまい。

いまだに、治ってない。

内科の先生が、近所の大病院への紹介状を書いてくれたけど、
命が危ういわけでもなし。

こうなったらやぶれかぶれ、 自分で治してやろうと、
目下、試行錯誤(と人体実験)しているところ。

ここまで書いてきて、今、気づいた!
アタシ、 足の甲、秋冬の間は、小康状態なんですね。
キレイになってはいないが、悪くなってはいない。

それを、 夏が近づいて、サンダル等、素足で足の甲の露出がしたいばかりに
無理して治そうとして、医者行ったり、自分で治療(!?)して、
よけいヒドイことになっているみたい・・・・・。

最初は、サンダルの皮と汗が原因の、急性の接触皮膚炎だったはずなんです。
それが、ステロイド(副腎皮質ホルモン)入り軟膏の常用で、さらに悪化し、慢性化してしまった。
そして、いわゆる、アトピーというやつになった、
たぶん、そういうことではないかと。

足の甲のアトピーを治すために
いろいろ調べて私なりにわかってきたことがあるので(人体実験も含め)
次回また続きを書きます。

現在、 この根治のために、あることを人体実験中。 うまくいくか、失敗の巻になるかはわかりませんが・・・・これもこの場でご報告できれば!


靴を陰干ししながらぼんやり思う。
やっぱり、素足で履くのが好きなんです。
真ん中の白いの、数回しか履いてないのに金具壊れました(泣)。
アタシの足の甲が高さに耐えきれず。
 

2013年6月7日金曜日

重いものを持って歩こう


三浦雄一郎さんが、見事、80歳でのエベレスト登頂に成功しましたね!

世界の山を滑走していたプロスキーヤー時代をすぎ、すっかりメタボに陥っていた中からの覚醒、65歳から体を作り直し、エベレストを目ざした三浦さん。
素敵です!
日本中の中高年に勇気を与えてくれました。

テレビでドキュメンタリーを観て以来、すっかり感化されてしまって。
あたしゃすっかり、プチ三浦雄一郎教状態・・・・・。

なんといっても、三浦さんのトレーニングのキモは、ひたすら歩くこと、です。
それも、負荷をつけたヘビー・ウォーキング。
足首に重りを巻き、重ーい重ーい荷物をしょって。
腹筋などは嫌いだからなさらないそう。
そのヘビー・ウォーキングで、メタボ克服、再生不能のはずの半月板まで再生してきたというからスゴイです。

三浦さんの本には、
「本文中に記載された、『歩く』ことによるケガや病気の治癒、また骨密度等の数値の改善効果は、三浦雄一郎さん自身の体験によるものです。人により効果には差があります。」
と念入りに注意書きがあったけれど(『歩けば歩くほど人は若返る』三浦雄一郎著・小学館刊)、
いやいや、凡人だってヘビー・ウォーキングすりゃありえないことじゃない。

じつは、 ちょうどこの春の仕事の取材で、骨密度のことをさんざん聞いたばかり。

骨は、刺激を与えることで、成長する。
骨は、刺激を与えないと、減っていくんだそうです。

ベッドに寝たままでは、骨は成長せず、どんどん減っていってしまう。
宇宙飛行士は、無重力空間で過ごすから、骨密度が下がる。だから飛行中はスクワットなどの運動が不可欠。

つまり、骨密度を保つには、荷物を持って、しっかり地球(地面)に足をつけてガツンガツン歩く、ってことがなにより重要、ってこと。

ちょっとそこの奥さん、
骨粗鬆症を予防しようとカルシウム入り飲料なんか飲んでも、ソファで寝転がってちゃ駄目なんですヨ。

行商のおばあちゃんが大きな荷物を背負って歩いたり、どこかの国の女性が頭の上に水瓶を乗せて歩いたりしてますよね。
骨粗鬆症にもならず、骨が元気だからそんなことができるのね、と思ってたんですが、 逆でして。
重いものをしょって歩いているから、骨が元気なんですね~。

なので結論。
重い物を持って歩こう!
中年以降の女はとくに!!

このところ、犬の散歩がてら、坂の上のスーパーに買い物に行ってます。
牛乳にミネラルウォーター、重い買い物をたっぷり、リュックに詰め込んで、
「 三浦雄一郎さん、三浦雄一郎さん」とブツブツ言いながら、のっしのっし。

その姿は……あまり人には見られたくないんですけども。


リュックをしょってのお買いものは犬でカモフラージュしとります。
お散歩前に1本メール…。ちょっと待って。

2013年5月31日金曜日

走ることを信じている

二日ぶりに晴天!
急ぎの仕事があるのに、思わず走りに行ってしまいました。

このところいい感じで走ってます。
とはいっても、しばらくサボったもんで、デブって「のたのた」した走りになってますが。
みっともないけど、どうせ誰にも会わないし。

途中、小学校の近くにさしかかると、すごい歓声が聞こえてくる。
平日なのに運動会?
おじさんランナーがひとり、走るのをやめて、金網にかじりついて、ニコニコしながら小学校をのぞいてる。

あっ!運動会のリレーの練習だ~。
色とりどりのゼッケンをつけ、バトンを持った小学生が、 くるくる小さなグラウンドを走る走る!
大歓声の中、アンカーがゴールすると、前方のおじさん、チラリと後方の私を見て、再び走り出しました。

毎年息子のリレーにコーフンした思い出がよみがえるなぁ。
あのおじさんにも、何かそんな思い出があるのかもしれないなぁ。

運動会の思い出にひたりながら、そこから1キロほど走って行くと。
あれ?

さっきのおじさんが、また止まってる。
今度は木の葉に手を伸ばして、植物観察?

見たところ、日焼けの度合いといい、足の筋肉質なことといい、 メタボ解消のために走ってますという感じの体型じゃない。
でも、 休み休み走って、私みたいなカメに追いつかれるなんて、どういうこと?

私に気付いた様子のおじさんにはかまわず、追い越しました。

タッタッ、タッタッ。
ゆっくりだけど、まあ、リズミカルでいい感じで走れてるかな、と思っていたら。
なんか、うしろから、 タッタッタッタってピッチを上げた足音が。

ありゃ、さっきのおじさん?
しかも、 ぜいぜいぜいぜい、息が超荒い。
えー、そんな息荒くして追いつかれるほどのスピードじゃありゃしませんよアタシ。
と思ってたら、たちまちおじさん、横並びに。

「がんばりますね!」
「あっ、ええ、いやいや」

ひゃー、おじさんに声かけられちゃった、ま、まさかナンパ!? と思ってたら。

「・・・ぼくね、肺、片方しかないんですよ」
って。

「ええっ、それでこんなに走って大丈夫なんですか?」
「少しずつね。でも、昔は、キロ3分で走ってたんですよ」
「え~っ!じゃレースにも出てたんですね!」

1キロ3分ということは、マラソン3時間切りできるタイム。
「もう今じゃ見る影もないですけどね」

見る影もない、がアタシのけっこういい感じなんですけど・・・。
「私いつまでたってもスピードがあがらなくて」
「ゆっくりでいいんですよ。ゆーっくりで」

「ま走ってれば足腰は鍛えられるかなと思って。足腰が一番大事ですよね」
「そう!ほんとに大事。とにかく、走るのは、一番体にいい。もう、絶対にいいから!」

私は途中で折り返しましたが、おじさんは、
「今日は、14キロまで走ってみようと思ってるんですよ」
って、その先にまたゆっくり走って行っちゃった。

何の病気でかはわからないけど、肺を半分失うといったら大病です。
それでも走り続けている。

なんかいいな。

あのおじさんは、きっと、走ることを信じている。
走ることは絶対にいいから! そう言いながら、私へのアドバイスというより、自分で確認してるみたいだった。

私みたいなカメでも、走っていると、すごくポジティブになれる。

走っていれば、ものごとは絶対悪い方にはいかない、という、
根拠はないんだけど、なんか小さな確信のようなものが、私の 心の底に苔のように生えてきてたような気がしていたけど、
走っている人は、みんな、そうなんだ、きっと。

これから先、どんなに大きな病気をしても、走れる足があるうちは、走り続けよう。



私の「走ること」の愛読書。
かったるいなー、というときでも、
これらの本を読みなおすとすぐに
シューズをはいて走りに行きたくなります。
 
 
 

2013年5月24日金曜日

走ると爪が元気になる

あー、きつい。

しばらくぶりに、ランニングを再開しました。
餅のような腹をゆすりながら走っている私を、
歩行者が気の毒そうにながめているような・・・・・・、気がする。
気のせいだ、きっと。

もともと、長距離は大嫌い。
小学校のときのマラソン大会はビリでした。

それなのに、 ある日ふと、家族で近所のグラウンドに遊びに行った日、
「そうだ、走ろう」
と思った。
グラウンドには、趣味でラグビーをやっているおじさんの試合をやっており。
メタボのおじさんが真っ赤な顔で走ってる。
その傍らには、お茶を用意する奥様たち。
ゆったりとふくよかで、幸せそうな奥様たちだったけど・・・・・、

「同じデブなら、アタシは走るデブのほうになりたい!」

となぜか強く強く思ったのでした。

その翌日から走り始めた中年女ひとり。
それから5年。

どうしても仕事がたてこんでくると走れなくなり、
数か月とか半年のブランクを作りながらも、
それでも、なんとか走ってきました。

2キロから初めて、5キロ、今は、10キロ以上も走れるように。 カメのようなスピードですけど・・・・・。

(私の場合だけかもしれないけど)
声を大にして言いたいのは、
走ったら、爪がすごく丈夫になった! ってこと。

出産して以来、手指の爪が割れたりして困りものだったのですが、
走り出してから、爪がめちゃくちゃ丈夫になったんです。

以前、足を踏まれて死んでた親指の爪、
数年間死んだままで、 黒いペディキュア状態だったのが、
いいかげんなシューズをやめて、きちんとお店で選んだシューズを履いて走り始めて1か月、
みるみる爪が再生したのにはコーフンしました。

忙しくて走るのサボってると、またぞろ爪がぐにゃりとしてくる。
走るぞー!と、1、2週間も走り込むと、たちまち爪がバリッと超元気。

だから、私は、爪の元気のためにも、走らねば、なのです。

え?
ダメダメ、 痩せませんよ~。
だって、走ったら、ビールもゴハンももうおいしくってェ。

昔は私も、走ったら、たちまち痩せて、人生変わるはず!と思っていたんです。
でも、残念ながら、食い意地の張ってる私の場合は、ダメでした(涙)。

私の場合、走れば痩せる、のではなくて、走らなければ太る、ということは確実に言えるね・・・・・。
 
 

走る時の相棒、アシックスのシューズとリラックマのキーホルダー。小銭を入れといて、公園で飲み物を買うのが楽しみ。コレ、小銭がチャラチャラいわなくていいんです。

2013年5月15日水曜日

味噌汁パワー!

チョイ前のことですが。
映画『バイオハザード』で激しいアクションをこなす、 ヒロイン・アリス役の、ミラ・ジョボヴィッチさんの、
『バイオハザードV』のプロモーションインタビューを読んでいて、へぇーっと思いました。
撮影でのスタミナ維持について聞かれ、

1時間ごとに味噌汁を飲んでいたわ。お味噌汁を飲むとずっとエネルギーが続くのよ。
だから、コーヒーがわりに飲んでるの。

って。

お味噌汁を飲めば、ミラさんみたいにスリムになれる!
なんてうっかり思っちゃいけません。
(スミマセン、うっかり思ったのは私です)

痩せるんじゃなくて、エネルギーが続く。

味噌汁で、パワーが出る。これ、ホントだと思う!

サッカーJリーグの栄養士さんも、 走る量の多い選手の食事に味噌汁は欠かせない、って言ってました。

みそ汁なんて、あってもなくてもいいや、ただの塩分でしょ? と思いがちだけど、
実がなにも入ってなくたって、畑の肉と言われる大豆が主原料なんですから、
みそ汁は、ちょっとしたスタミナ食なんですよね。

みそ汁こそ、日本人にとって何よりもたいせつな食べ物である! 
と言い切る先生もいます。

秋月辰一郎医学博士。長崎の病院で被爆したのち、診療のかたわら、被爆証言を集めるなどの活動を続けた方です(故人)。

自らの虚弱だった体質を、みそ汁、玄米に麦飯といった日本食であらためたことで、

「油揚とわかめを実とした味噌汁は、日本人の本当の要の食品!」

これを生涯、信念として持ち、 結核を抱えながらも、89歳で喘息の発作で倒れるまで精力的に活躍されました。

驚くべきことに、
秋月先生による、『体質と食べ物』 (クリエー出版、1980年)によれば、

原爆投下により、廃墟のように残された勤務先の長崎の病院で、
自らも被爆しながら、焼け出された人々の看護を続ける中、
著者の秋月先生はじめ、従業員に1人の原爆症も出なかったのだとか。

病院は食糧備蓄庫でもあり、味噌とわかめは豊富にあった。
原爆症が出なかったのは、 欠かさなかったわかめの味噌汁のおかげではないかと。

残念ながら、「味噌なのか、わかめなのか? 味噌の何が効くのか?」というような、
科学的および理論的な考察には至ってないのですが、

小さなブックレットに書かれた、秋月先生の味噌汁への思いを読んでいると、

まだ科学的には解明されていないけれど、 いやいや、解明されていないからこそ、

とにかく、味噌汁には、何か、ものすごいパワーがありそうだ!

と思えてくるのです。


ちゃんとお出しをとったお味噌汁があれば、おかずなんてなんでもいいんです。きっと。

2013年5月7日火曜日

毎朝のスムージー

ある日突然思い立ち、ミキサーを買って3か月ほど。
毎朝、グリーンスムージーを飲んでいます。

いろいろ本やらネット情報も読んではみたけれど、コレと思うものはなく、基本は自己流。
甘味はプルーン、ブルーベリー、りんご。そこに、ありもの葉物をドンドコ入れていきます。
今朝は、レタス、サラダ菜、大葉、クレソン、パセリ、みつば、キャベツ、小松菜、ピーマンのかけら。 仕上げに、ヨーグルト少々、豆乳少々、水を入れ、撹拌してできあがり。

ダンナと二人してこれを飲み始め、体がどう変わったか? と言われたら「?」なんですが、ひとつだけ確実に言えることが。

どんどん、青物の味に慣れてきている! ということ。
これを飲まないといられないカラダになってしまった。
しかも、入れる青物の量がどんどん増えて、日に日に青臭いスムージーになってるんです。

最初のうちは、なるべく飲みやすくと、フルーツの量を多くし、青物はおそるおそる味見しながら加えていました。
ところが毎朝飲んでいるうちにクセになってきて。
「まだまだ!」 とばかりに、やたら葉っぱを突っ込むように。

なにしろ、ビクビク飲んでいたダンナでさえ、今では朝の一杯を待ちわびて
「カーッ、しみるね~」って飲むんですからね。
日々の食べ物でも、野菜不足のメニューだと胃が重く感じるようになってきてます。

体にいいかどうかはわからないけれど、野菜を欲する体になる、ということだけは確かだと思う。

気を付けているのは、作ったら作り置きをせず、すぐ飲むこと。
作りおくと野菜の酵素がダメになってしまうから。

それと、よーく噛んで飲むこと!

植物は自衛のために毒を持っているから、生野菜は危険なんて説もありまして。

そんなこと過剰に心配するより、生でいただく場合には、よく噛めばいい、とあたしゃ信じているんです。
草食動物だって、よーく噛んで草を消化してるじゃないですか。

というわけで、しばらくは毎朝のスムージー、続けるつもり。
何か体調に変化があったらこの場でご報告します。

いまのとこ、グリーンスムージーで瘦せる、というのは、違うと思うんだけど……。


フランフランのセールで買った働きものの小さなミキサーくん。
野菜をぎゅうぎゅうに入れる主人のがさつさにもめげず・・・・・。

                  
          

2013年4月23日火曜日

春草食い

始めまして!
今回から40’s Styleでブログを書かせていただくことになった
戸塚美奈といいます。

生まれついての頑丈者ですが、
ピカピカの健康を目ざし、日々研究&人体実験中。
そんな毎日の中で見つけてきた、
身体にいいこといろいろを、書いていこうと思います。
どうぞよろしく。

さて、 新緑の季節となりました!
毎日景色が変わるこの季節は、犬の散歩が楽しいのです。

あの花何だ? とか、
あっ、たけのこ発見! とか。
しかし、主人が喜んでいるスキに、犬もお楽しみ中。

ガッガッと道草を食っているんです。
それも、筋が多い、まずそうな草ばかり。

困ったことに、その半日後から、吐き始めるんですよね……。

お掃除がたいへんで閉口していたのですが、
お世話になっているペットシッターのTさん曰く、
「春の虫下しと毒出し。
春にわざと苦い草食べて吐いて、自分の体守ってるんだよ」 って。

なるほど。 そういうワケだったんですね。

その話を聞いた時、故郷山形の春を思い出しました。
故郷でも、春に、苦い葉っぱのたぐいを山盛り食べていたから。

ふきのとうに、こごみやあいこ、ふき、ウコギ。
アスパラやニラもそのへんにどんどこ生えてくる。
つぎつぎといろんな山菜や野菜が生えてくるので、
毎晩夕食はどんぶりに山盛りのおひたしです。

子どもの私にはあんまりうれしくないおかずでした。
苦いし、口触りが悪いし。
ところが、これをオトナたちがバクバク食べる。 犬みたいに。
「きどいなー」と言いながら。
きどい、というのは、苦くえぐみがある、という意味の方言です。

大人だって苦いはずなのに、
どうして「きどい、きどい」と言いながら食べるのだろう? 
理解に苦しんだものでした。

でも、今はわかる。
雪に埋もれて、しょっぱい漬物を食べていた冬が終わって、
新鮮な春草を思いっきりムシャムシャ食べて――。
「きどい」けど、年中行事だから食べていた。
きっと、毒出しのために食べていたんです。
身体を守るための知恵だったんですね。

そんなこんなで、この季節になると、
私も犬と一緒に春草食いをするのです。
近所のスーパーを回って「きどい」山菜類を探し、
家で日本酒をひっかけながら調理するのは、春の宵の楽しみ。

ちなみに、確実に、便通には効果アリ。
そして、吹き出物知らず。
そうとう、毒出しになってると思う!

春の定番、こごみの胡麻和え。
ゆでてかじってみて、新鮮でとびきりおいしかったら、
そのままマヨネーズと醤油で食べちゃうけど。


愛犬のトイレ、じゃなかった、近所の空き地です。
つくしは、はかまをとって調理します。
花粉症に効くとの説あり。
たくさん食べてみたけど、私には効かなかったァ。