2014年12月3日水曜日

全力で便秘解消する犬

この秋は雨が多かったですね。
いや、秋というものはそもそも雨が多いのか。

こまったことに、ウチの犬、雨が大嫌い。
雨で散歩がままならず、しかも、私も仕事で帰りが遅い日が続き。
犬の生活リズムが狂いがちです。

雨の朝、おざなりな散歩(うんちなし)をして、
「あれ?」
昨日からぜんぜんウンチをしていないのに気付きました。

エサはとりあえず食べてるけど、なんだか様子がおかしい。
目でなにかを訴えているような気もする。

普通はご飯を食べたあとは、ソファでリラックス、のはずなのに、
ウロウロウロウロ。
陣痛が起こっている妊婦のように歩き回る。

もしかして便秘なのかも?

そのうち、食べたばかりのものをすべて吐いてしまいました。

吐しゃ物を見れば、床に落ちた観葉植物の葉っぱを食べた様子。

ますます犬は落ち着きなくウロウロし、見れば体をぶるぶる震わせているではありませんか。
いつもは吐いてしまったらスッキリするのに。

ウロウロしながら、なにか探しています。
そのうち、もう葉っぱは床に落ちていないとわかると、
玄関にわずかに落ちている、人工芝のチップ(息子たちのスパイクから落ちたもの)まで舐めて食べ始めるではありませんか!!

どうしたんだ!?

外に出たがっているようにも見えたので、
トイレしたいのかなと、庭に出してみました。
ところが、庭に出すなり、雑草にかぶりついてる!

こりゃリードをつけてコントロールしないと危険と、リードをつけて散歩にでかけたら、
雨嫌いのくせに、雨足が強くなった中を狂ったように駆け出し、
そこらへんの道端の草に、手当たり次第にむしゃぶりつくんです。

止めようと引っ張っても引っ張ってもダメ。 狂ったように草を食べまくる。
で、トイレする様子はなし。

どうしたんだろう?
狂ったか!?

戻った後も、また部屋をウロウロ。

ああ、吐くな、仕方ないな。あれだけ草食べたし。
心配だけれど、とりあえず仕事を始める私。

机に向かって1時間くらいたったころ。

とつぜん、ぷーんと臭いが・・・・・。

振り返って見ると、 部屋の真ん中に、かつてない大きさのウンチが落ちているではないですか!!!

犬はハウスの中。
しくじってしまって反省のようす。
でも、そんなの一瞬で、 どうやら出すもの出して、相当スッキリしたらしく、 私がうんちを片付けるころには、さっさとソファの定位置へ。
そして、何事もなかったようにすやすや昼寝……。

うーん。
便秘、そうとう苦しかったんだろうな。

生活リズムが狂い、排便リズムも狂ってしまったのに違いない。

でも、便秘薬など飲むでもなく、 葉っぱをむさぼり食い、自力で出して、見事にスッキリ!
動物ってすごーい!!!

夜更かしが続いて、生活リズムが崩れると、人間だって便秘がちになる。イライラして調子悪くもなる。でも、そんな時には、これだね。

むしゃむしゃと、生の葉っぱをむさぼり食う!!

犬に教わること、いろいろあります。


 


首尾よく自分で入り込みました。

「家のクッションはすべてオレの!」









 

2014年11月24日月曜日

痛み止めに気を付けて

「びっくりした。ロキソニンって、怖い薬なんだね……。私、じつは持ち歩いてるの。生理痛とか頭痛がひどいから」
「私も、こないだ歯が痛かった時、使ったよ。あの薬、頭痛にもめちゃくちゃ効くね」
「効く効く!! ピタっと痛み止まるもん」
「でも、怖いね……」

10月末に出た、『もうワクチンはやめなさい』という本のための対談の後、担当編集さんとの会話です。

がん放置療法を訴え続けている近藤誠医師と、無駄なワクチンはやめなさいと言い続けている母里啓子医師との対談は、現在の医療問題をえぐり出す、最高に面白い対談に。

もうひと言ひと言がすごいんですが(書店で立ち読みでもいいのでぜひご一読ください!)、
その中で、

「昔は医療機関で処方されていた薬が、今は薬局で手に入るでしょう。ロキソニンとか、ガスターとか。危なくてしょうがないですね」

という近藤先生の発言があり……。
 (本ではロキソプロフェン、ファモチジンと薬剤名を表記)

ロキソニンを愛用していた担当編集さんと、つい先日ロキソニンにお世話になったばかりの私はギョッとなってしまいました。

20世紀初頭に起こったインフルエンザのパンデミック、スペインかぜで、若い屈強な兵士たちがバタバタ死んだのは、当時大量に消費されていた、アスピリンの副作用だった。

インフルエンザが「インフルエンザ脳症」を引き起こし、子どもの命を奪うといわれていたけれど、じつは、脳症を引き起こしていたのは解熱剤だった。

今では、強いボルタレンなどの解熱剤を子どもの発熱に使うことは禁忌とされているけれど、だから、その他の解熱剤が安全というわけではない。

子どもだけが危険なわけじゃない。成人もボルタレンを飲んで亡くなっている。

・・・・・・・対談でのお話を聞きながら、クスリの怖さをあらためて考えてしまいました。

現在、子どもにはアセトアミノフェン系の弱い薬が処方されるけれど、考えてみればこれだって、非ステロイド系抗炎症剤のひとつなのだから、絶対安全ではない。

解熱剤というものは、どんなものでもリスクが伴うもので、すべての解熱剤、鎮痛剤は、決して安易に使ってはいけないのだなぁ……。

たまたまどうしても痛みが強い時に服用するのは仕方ないとして、頭痛、生理痛などのために濫用するのはめちゃくちゃ危険なことなんです。

「これから、気をつけないとね……」
心した私たちでした。


こないだの週末。
久々に次の本の打ち合わせで編集さんに会うと、
「今月は、なんとか、ロキソニン飲まずに堪えた」
との報告。

えらいッ!

私も、あれ以来、飲んでいません。

今も、ウチの薬箱には、歯科医院でもらったロキソニンが少し入ってますが、
これは、「どうしても!!!」というひどい痛みの時のための、備蓄薬です。



収録されている対談
『脅しの医療に対抗するために』。
これを読んだら、もう安易に薬を飲めなくなります。
頭痛には、大根おろしがいい、と
聞いたことがあります。
なんとなく信じていて、頭が痛くて
調子が悪い時には、クスリは飲まず
大根おろしを食べることにしています。

2014年11月7日金曜日

歯ぎしりと詰め物・続き

だいぶ間が空いてしまいましたが……9月の「歯ぎしりと詰め物」の続きです。

何回も詰めてもらったのに、どうしても欠けてしまう前歯の小さな詰め物。

歯医者さんに詰めてもらったところで、すぐまたいつか、夜間の歯ぎしりでひっかかり、ポロリと落ちてしまうに違いない。
これまでのところ、いずれも2週間ともたずに取れてしまっているんだもの。

噛みしめの時に歯があるからぶつかって欠ける。
それなら最初から欠けてりゃ問題ないのである。

いっそ、このままでよくないか?

鏡の前でニコ。

よくよく歯を見れば、欠けてる。
けど、私の歯などしげしげ見る人もいないだろう……。
いずれにしたって、もうこの年だ。

仕事が忙しく、先送りにしていたのですが、
覚悟を決めて歯医者さんへ(2ヵ月前に検診と歯石取りで予約)。

歯が欠けた旨伝え、
見た目はどうでもいいのでこのままでいいです、
と言うと、
歯科衛生士さん、突如向き直り、

「見た目は大事ですっ!!!」

そうなんだけどねぇ。

どれどれと歯医者さんがやってくる。
噛み合わせもチェック。

「んー、やっぱり、どうしても、歯の噛み合わせで欠けた部分が当たってしまいますね……。問題は、この歯、神経のない歯なので、とても弱くて、なにかの拍子にパシンと割れてしまうかもしれない、ということなんです」

そしたらどうなる?

「そうなると、抜歯して、ブリッジとかインプラントとか本当に大掛かりな治療をすることになってしまいます。
ですから、今ほんの少し欠けている状態の歯を、もっと削ってしまって、
樹脂で歯をしっかり囲む処置をしておくことをおすすめします」

えええ!? 
虫歯でもない歯を削るの、イヤだなぁ。

「あのう、その、パシンってなる可能性って、どのくらいなんですか?」

「そうですね……歯が割れたりしないで、最後までもつかもしれないし、もたないかもしれないし、というところですね……」

必ず割れる、というわけでもないのか。

しばし、シンキングターイム!

………30秒経過。

「じゃ、いいです、とりあえず、このままで……」

じゃ、治療お願いします、の言葉を待っていたのか、先生、
軽く「えっ」と言ってしばらく沈黙があり。

「……このままで様子を見ますか……?」

「ハイ。時々検診に来てチェックしてもらうようにします。で、いよいよとなったら、お願いします」

「わかりました。じゃ、角だけ丸めておきましょう」

定期的にチェックしてもらいますというアピールが効果的だったのか、
結局、欠けたままで様子を見ましょうコースに決定。


うーむ。
この決断がよかったのか悪かったのかはよくわかりません。
人様のことであれば、私とて、樹脂で囲んで補強なさい、とすすめる。

でも私は、なんとなーく、歯を樹脂でぐるりと囲んでしまったら、ますます違和感があって、歯ぎしりがひどくなるような気がしてしょうがなかった。
それに、だいいち、作ったばっかりのマウスピースも再度作り直さなきゃならない。

今現在の出費と想定されるリスクを、起こるどうかわからない将来のリスクと比較して、よーく考えたら、 とりあえず、保留、という答えが出たというわけ。

私の結論は、一般的にはおすすめできません。

でも、そのおかげでひとつ、いいことあった。

残った歯を守るために、イヤでたまらなかったマウスピース、
がんばって、なるべく使うようにし始めたんです。
えらいでしょ? 

どーにも、石油噛んでるような感じで、いつまでたっても好きにはなれないですけど……。



マウスピースをつけると、
なんか自分が「イヤミ」になったみたいな気がし、
なんでこんなさるぐつわみたいなものはめて寝なあかんのやと自分が哀れにもなり。
ヤケクソ気味に、「シェーッ! 寝るざんす!!」と(心の中で)叫んで眠るのであります。

2014年10月6日月曜日

病気が怖い人、病院が怖い人

先日、ある雑誌で「不眠症」について取材をしました。

取材を引き受けたはいいが、「不眠症」に悩んだことなどいまだかつてない私。

はっきり言って、
「不眠で何を悩む必要がある? 眠くなくてうらやましい」
なんて思っていました。

不眠症のお医者さんに取材するまえに、その先生のご著書や、他の本を読んでみたものの、
どう考えても、「ぜいたく病」としか思えない。

不眠症の多くは、高齢になっていくことで出ることが多く、
そのほとんどは、「寝過ぎ」が問題なんです。
若いうちは、7、8時間必要な睡眠が、年を経るごとに少ない睡眠時間ですむようになる。
ところが、高齢の人は、体を休めたいと、なるべく早く床に入る。
それで、眠れなくなる。
眠りが足りなくなると、寝ていないことに不安が起こり、少しでも寝なければと昼寝をとったりする。
それでますます夜寝られなくなる。
悪循環です。

いずれにしても、
こりゃ病気というほどのモンじゃないんじゃないの?
という不審な気持ちで取材に出かけました。

睡眠が足りないと、「死ぬのでは!?」と不安になる人が多いようですが、死にますか?
と聞いたところ、
睡眠不足で死ぬ病気は、ひとつだけわかっていて、しかもそれは相当珍しい病気らしい。

「足りない足りないと言っても、必要な睡眠はとれているものです。
睡眠不足で死ぬことはまずありません」
と先生。

じゃ、不眠なんか、なんの問題もないじゃない。
ほっておけばいい、と思ってしまう。

昔、世界を旅するハツラツおばあちゃんとして有名だった、斉藤茂吉の奥さんである、斉藤輝子さんが、インタビューで、
「夜は、家にある文学の本を読み始め、徹夜してしまうの」
とおっしゃっていました。
素敵じゃありませんか。
そうよそうよ、不眠なら、本を読めばいいじゃないのよ!

なんだか腹が立ってきた私は、
ついに、先生に、
「あの~、どう考えても、この不眠症って病気、『気の持ちよう』としか思えないんですけど」
と聞いてしまいました。

そしたら、先生。
「うーん、患者さんにとっては『気の持ちよう』っていう言葉は、とても辛い言葉なんですよ」
って。
「それに、気の持ちようで治るかといったら、治らない。かえって、『眠れなかったらどうしよう』と不安になってしまうんです」

私、この言葉で、目から鱗が落ちました。

自分自身が頑丈で健康で超鈍感ときてるため、不調を訴える人に対して、これまで思いやりがなさすぎたんではないかと。
医者嫌い、薬嫌いで、風邪も胃腸炎も気合いで治す! の私だけれど、それができない人もいる。
病気が怖くてたまらない人がいるんです。
病気が怖い人に、「気の持ちよう」「病気を怖がるな」と言ってもダメなんです。

お医者さんって、優しいなぁ、と、その時初めて思いましたよ。

義母は、2年前に手術をしたあと、暑かったり寒かったり、低気圧だったりすると、具合が悪くなってしまいます。
お医者さんに行っても、「どこも異常なし、歩いているんですから大丈夫ですよ」 と言われてしまって、
ダンナに、 「まったく、しんどいだのつらいだの……。気のせいだよ」 と怒られて、「気のせいっていわれてもね……」としゅんとしていたのを思い出しました。
正直、私も気のせい、気の持ちようだと思っていたし。
でも、義母のようなタイプは、
「気の持ちよう」でなんとかしよう、とガンバルと、かえって具合の悪いことをより意識してしまう。さらに自分のことも責めてよけい辛くなるだけなんです。

義母は年のせいで自分の体に対する自信を失っていることもあると思うけど、
若くても、義母のように病気に対する恐怖心が強い人は、いる。
そういう人と話すと、インフルエンザワクチンなんていらないよ、という私とはどうも話がかみ合わない。
まったく困ったもんだと思っていたけど、
そういう人たちは、どこかで、病気が怖い!とトラウマになった体験を持っているのかもしれないです。

ああ、今、わかった。
薬いらない、医者嫌い、ワクチンいらない。
そんなことばっかり言ってる私は、 ちっちゃい頃から病気で怖い思いをしたことがない。
そのくせ、無理やり連れていかれた病院で、薬や医者に対する恐怖心ばっかりを、植えつけられてしまってる。

病気が怖い人、病院が怖い人。
双方を理解することはなかなか難しいかもしれないなぁ。


母里啓子先生と作った4冊目。
これまでの集大成ともいえる1冊です。
近藤誠先生との対談は必読!!
『もうワクチンはやめなさい』10月17日発売です。

 

2014年9月16日火曜日

歯ぎしりと詰め物


前回の続きです。

歯のくいしばりがひどい。

ために、
歯の付け根に炎症が起こっている。
これが悪化すると、歯槽膿漏になる。
歯がどんどん削れていく。
歯ぎしりのはずみで、「パーン」と歯が欠けてしまうこともある。

…… などなど、 怖ろしげなお話をいろいろ聞かされ、歯医者でマウスピースを作ることになりました。

「マウスピース作るので、前歯の、ここ、欠けたところも、処置しておきますね」

だいぶ以前、なにかのはずみでほんの少し欠けた前歯。
2回も詰め物がはずれ。2回目でそのまま放置。
歯を使う分には何も困らないので、そのままにしておりました。

「たぶん、この歯が欠けたのも、詰め物がとれたのも、歯ぎしり、噛みしめのせいだと思います」
と先生。
えー、そうかなぁー。 だって、詰め物が取れたの、ベニヤ板で工作している時に歯を使ったからなんだよなァ。
と思いながらも、 とりあえずみっともない欠けた歯を治してもらえるのはありがたいので、黙ってお任せする。

マウスピースができるのは、1週間後。
「なるべく歯をかみしめないように、意識して下さいね」
と先生は軽くおっしゃる。
「意識するだけでも違います」
ってホントかいな。

家に帰り、歯ぎしりや噛みしめについてネット等でいろいろ調べもの。
マウスピースなんてアホくさ、なんとかそんなもの使わずに、歯ぎしり、噛みしめを止める方法はないものか。

ところがネットで調べても、これという対策方法は見つからない。

どれもこれも、
日中から歯を離すように気を付ける。
パソコンに、「歯を離す」と書いた付箋を貼りつける。
寝る前に、「歯を離す、歯を離す、歯ぎしりしない、歯を食いしばらない」と3回唱える。
人を馬鹿にしたような自己暗示法ばっかり。

やっぱり、マウスピースを医者の言うこときいてはめるしかないのかなぁ。

とりあえず、寝る前には、「歯を食いしばらない、食いしばらない」とお経のように唱え、真剣にわが身に言い聞かせて寝るようにしてみました。

3日目の、寝て1時間ほどたったころでしょうか。
「パシーン」
という音で、目が覚めました。

ハッと気づくと、私は歯をガチリとすりあわせていました。
なんと、歯ぎしりの真っ最中だったんです。
そして、その音は、
先日詰めたばかりの詰め物が歯ぎしりで吹っ飛んで、フトンを飛び出し(シャレではない)、
寝室の床にたたきつけられた音でした。

自分が歯ぎしりをしていることは、父母や夫から指摘されて知ってはいたけれど、
歯ぎしりを実感したのは生まれて初めてです。

やっぱり、センセの言うとおりだったか……。

マウスピース受け取りの日、数日前の夜間の出来事を先生にご報告申し上げると、
「すぐ取れてしまって、申し訳ない」と言いながらも「やっぱりそうでしたか」と見立てにご満悦。

「やっぱり、マウスピースはきちんとつけたほうがいいと思います。最初は違和感あると思いますが」
って。
うなだれながら「ハイ」と言うしかありませんでした。

しかしまぁ、マウスピース……。
友人知人に聞くと、何人もが平気で愛用しているとのこと。
なんという従順さ。
私は1週間やっても慣れることができません。

なんか、かえって、食いしばりがひどくなって、頭痛がしてくる。

あの、よくあるじゃないですか、時代劇でのお産シーンに、手ぬぐい縛ったものを噛んで気張る、っていうやつ。
あれみたいな感じ?
1週間目から、サボリ始めました。

そして、マウスピースをつけずに寝た、ある朝のことです。
子どもたちが学校へ行き、私はゆっくり新聞に目を通しながら、みそ汁とご飯で、朝食を食べていました。

「?」
みそ汁に、硬いなにか変なものが入っています。
口から出すと、犬のツメのかけらみたいなもの。

おかしいな、どうして犬のツメがみそ汁の中にはいるんだろう、
でも私のみそ汁でよかったワ。

……朝食の片付けをして、仕事を始めてしばらくして気づいたんです、
ツメじゃなかった、
あれ、ツメモノだーっ! 
て。

つまりですね、夜間の歯ぎしりでとれそうになってたツメモノが、
朝のみそ汁を飲んだときに完全に取れたんですわ。

なんたることか!

どうしよう、「マウスピースしてましたか?」ってお医者に言われたら……。

詰めてもらっても、またすぐ取れちまいそうな気がするし、
さりとて、マジメにマウスピースをつけて寝る気にもなれぬ。

マウスピースの調整と、歯磨き指導の予定が入ってるけど…… ……このままバックレようか?


どうしても使いたくないマウスピース・・・・・
なんとかこれを使わずに、歯ぎしり&歯の噛みしめグセを
治したいと思っているのですが。

2014年6月26日木曜日

歯が浮いたみたいな

……歯が痛い。

歯が浮くような違和感。
ってのが、1年に1回くらいごくたまーにある。冷たいものも熱いものも滲みないし、虫歯のような痛みではないからいいやとほっておくと、
1日2日で軽快していくので、
今回もそんなもんだろう、と思っていました。

しかし。
今回はホントに歯が痛い。

歯だよ、歯茎じゃないよなぁ。

一番気になる左下後ろから2番目の銀のかぶせもののある歯を、
指でコンコン、とたたくと、
「キャア」
というほど痛い。

あわてて痛みどめの「ロキソニン」を飲んで、とりあえず痛みは抑えたものの。

……これって、虫歯?
治療済みなのに。

ネットで同じような症状のパターンを検索すると、
治療済みの歯が痛むというのはよくあることのようでした。

しかも、その多くが、根っこの治療がいいかげんなために、膿がたまってえらいことになる、という恐ろしい症例。
ありえないことではないゾ……。

ネットのせいでこれまで行ったすべての歯医者に疑いの目を向け始める私。

さぁどうしよう、と市内の歯科医を探したものの、
結局、しばらくご無沙汰していた近所の歯医者へでかけていきました。
サッパリした同年代の女医さんです。

「6年ぶりですね。どうしました? あら、ここ欠けてますね」
そうなんです、2年くらい前にベニヤ板で工作中に歯を使用していたら、詰め物が吹っ飛んで……。いや今日はそうじゃなくて!

「左下の歯か歯茎が痛いんです。おさまるかなと思って痛みどめ飲んでたんですけどおさまらなくて。でですね、どうも、この、治療したはずの、銀がかぶせてあるとこが痛いんです」

「ずいぶん前治療されたところですね?」
不審げな先生。いつどこのセンセが治療したかもわからない歯だけど、いい気はしまいよ。

まずはしばらくぶりなので歯のレントゲンも撮り、歯の全体の様子もチェック。

「やはり、歯がずいぶん削れてしまっていますね……。だいぶ前にお作りしたマウスピースは使って……ないですよね?」
きゅうくつで眠れなくて、とっくに断捨離。

「スミマセンせっかく作ってもらったんですけど……犬がかじって…(嘘!)」

レントゲン画像を見る先生。
「ンー。銀がかぶせてある歯の根のところに膿があるかどうか、これはわからないですね。治療はきちんとされている歯ですが。
中の状態は、かぶせものをとってみればわかりますが、それはリスクが大きいんです。時間もかかるし、費用もかかりますし。
それに、膿がたまってくると、ほっぺたのほうから触っても痛いとか、そこまで症状が出ますが……」

それはない。

「このレントゲン画像を見て下さい。
お痛みがある、銀がかぶせてある歯のまわり、歯の形がわかるくらい、黒く縁取りしたようになっていますね。

ほんとだ。銀歯のところだけ、2本の牙の形がくっきりと。

「通常は骨の組織があるので白っぽくなるのですが、歯を強く噛みしめすぎてしまうことで、歯の周りにすき間ができて浮いた感じになってしまっているんです。
普通の歯なら大丈夫なのですが、こうした神経を取ってしまった歯というのは弱いんですよ。
このすき間で細菌感染をおこしている可能性がありますね。
歯から見てもレントゲンで見ても、これは、根の問題というより、強く歯を噛みしめることで起こしていると考えられる症状です」

あーっ!!!!!

じつは、歯が痛くなる前。

私、頭痛が起きるほど、歯をキョーレツに噛みしめていました……。

長男の試合を観に行って。
シュートの入らない長男にじりじりして、もー、試合中、歯をぐーっと食いしばって観ていたんです。
あまりに食いしばりすぎて……、帰り道から頭が痛くなったほどでした。
歯がおかしくなり出したのは、その後ですよ!!

「先生、それです! まさにそれです!!!」
「何か特に思い当たるフシ、あります?」
ウンウンウン…。うなずくだけにしとこう……。

息子のサッカーの試合で食いしばって、なんて言えますか。バカみたい。
Wカップにでも出てんですか!?って言われちまうわ。

「では、抗生物質を処方して様子を見ましょう。それで状態がよくならなかったら、考えましょうね」
と先生は冷静におっしゃるが、
私はもう原因が間違いなくそれとわかっているので、スッカリ気分がよくなってしまいました。

しかしねぇ、歯を噛みしめることが、こんなに歯によくないとは……。

診療の間、「だのに、なぜ~、歯を食いしば~り~♪」っていう、『若者たち』の歌が私の頭に鳴り響いておりました。

久しぶりに歯医者さんに行くきっかけにもなったことだし。
ま、よかった。

歯のお話、続きはまた。

お世話になりっぱなしの痛み止め「ロキソニン」。
 

2014年6月3日火曜日

電話で元気になる!

メールを送ったのに返事が全然来ない。
これってストレスたまります。

届いていないのか? 
届いたけど、メールに気分を害して知らんぷり? 
それとも読まずに食べちゃった!?

最近はラインやらのやりとりのほうがおさかんで、メールの返事がマメではないのかな。
いや時々は、ほんとに届いてないってこともあるし。セキュリティの関係とかで。
いや、届いていたのに、システム上の問題にしてるだけ?

とにかく、仕事にしろプライベートにしろ、メールの返事が来ないことって疑心暗鬼のモト。

先週、仕事関係のある方に、何度かメールを送っておりました。
返事がにゃい。

前も「すいません、メールチェックしてなくて」と言ってたなーと思いつつ、
「あの~、メール送ったんですけど」と電話をすると、
「あっ! すいません!!メール開けてません!!!」
やっぱり……。

「あの~、もしかして、メール送ったら、電話したほうがいいですかね?」
「あ、そうですね。そうしていただけると助かります」
……んじゃ、メールの意味ないじゃん!? 

プンプン! と思っていたのですが、
「電話OK」なのね、とさっさと電話して話すようにして数日。

ストレスが激減している!!

いちいち相手に届いているかイライラすることもないし、お尋ねメールしなくてもその場で解決。

なんだ、こっちのほうがラクじゃないの!

それに気づいて以来、私はどんどん、メールじゃなくて、
「でんわ、急げ」
とばかり、誰かれかまわず、とりあえずさっさと電話をするようになってしまいました。

「すいません、電話しちゃいました!」

というと、たいていの方は許してくださいます。それどころか、電話もらってほっとしている人も多い。

もちろん、相手が忙しそうな時は遠慮して、「メールにしますね!」と言って退散するし。
電話は苦手で通信はメールオンリーという人もいるので、
ま、相手によって使い分けは必要ですが。

でも、電話で話ができれば、ほんの短い時間でもたくさんのことが解決できて、
気持ちが「アガル」。

私、筋金入りの口下手なんですよ。東北人だし。
幼児期に東京に引っ越してきたとき、言葉が出ずに相手かまわず噛みついていたという
人間になれなかった悲しい過去あり。

しかし、そのトラウマに、アラフィフに近づいた今、立ち向かっております。

失敗したな~、ってときは、懲りずに、も一回電話をかけて話せばいい。
そうこうしてるうちに、なにやらスポーツをやってるような気分にもなってきて。
仕事が終わって日暮れて飲むビールがまたうまい。

一日ひとりでお家でやる仕事だし、電話で「しゃべる」ことはかなり重要なことみたい。

そのことを、ある介護の仕事をしている人にお話したら、ものすごい勢いで同意を得てしまった。

「そうなの。電話でしゃべるの大事なのよ! お年寄りにとっても、しゃべるのすっごく大切なの。
しゃべると、のどのここのとこに酵素が出て、のどがスムーズになるのね。
しゃべらないでいると固まってしまう。無理にでもしゃべらせなきゃダメ。
だから、一人暮らしのお年寄りには、なるべく電話してあげて、おしゃべりしてあげるべきなのよ」

あのう、私はそこまで年寄りじゃないんですけど……。

でも、わかる。
お年寄りって、のどの嚥下機能が悪くなって、それで肺炎おこして亡くなったりするものね。

声を出してしゃべることは、
気持ちを貯め込まないという精神衛生上の効能があるだけじゃなく、のど自体の機能のためにもいいわけだ。

実際に医学的にどんな根拠があるかちょいと調べてみたけど、はっきりしたデータや論文は見つけられませんでした。
でも、ぱっと世の中見渡しても、おしゃべりなじじばばばのほうが間違いなくお達者です。おしゃべりな人は認知症にもなりにくいんじゃないかしらね。

というわけで、
この年にして、つつましやかな(?)口下手東北人は返上で、
目下私は、

「電話急げ」!!

なのであります。


『恋愛3次元デビュー』、このコミックエッセイ、おもしろかった~。
オタクの2次元大好き女子が、恋愛したくてガンバルお話。
爆笑です(いやいや、かなり実用的でもありますよ)。
今は彼氏とスカイプでお話するんだ~、電話じゃないんだ~、と新鮮でした。
やっぱりね。
メールやLINEじゃ、恋だって育めないと思うんですよねぇ。



 

2014年5月7日水曜日

傷はきちんとおおいましょう

こないだの、早朝のこと。

「母さん、足が痛いんだけど」
えっ、またですか?

じつは、こないだの靴擦れに引き続き、足の拇指球(親指の付け根のふくらんだところ)にもマメというか、デカイ水膨れを作った長男。

治療はこの間のブログのとおりに、皮を除去して中の水を出し、湿潤治療を施し。
拇指球のマメも順調に回復していました。
治療はうまく行っていたはずだけど……?

「治ってなかった? またマメになった?」
「違うんだよ。マメは治ったの。んで、もう痛みも完全になくなったよ。
なんだけど……。ズキズキ痛い」

足の裏を持ち上げて見せることには……、うーん、こないだのマメの治療跡んとこではないか。
新しい皮はもうできているけど……。
「ここの中が、痛いんだよ。疲労骨折かな」

スポーツやっている成長期には、オーバーユースで足の中足骨を疲労骨折する場合があるのです。
「でも、普通、疲労骨折だったら、足の裏じゃなくて、足の甲のほうが腫れたり傷んだりするんじゃないの?」
「だよね。裏のほうが痛い」

「??? 押すと痛い? 動くと痛い?」
「押しても押さなくても、動かしても動かさなくても同じように痛い」
「あー。じゃ骨とか筋肉じゃないよ」

わかった。
以前も同じようなことがありました。

親指の付け根が疲労骨折になったと、整骨院に行ったことがありました。

整骨院は、我が家のお助けマン、ゴッドハンドの林先生。
捻挫でも、肉離れでも、なんでも治療してしまうスゴ腕なんです。

「こんなところは疲労骨折にならないんだけどなぁ。突き指もしてないね。
なんで関節に痛みがあるんだろう……?」
首をひねりながらあちこち仔細に見ていた先生、

「あれっ? この傷はなんだ?」
足の裏にできていた、ちいさな傷に目を留めました。

「あ、それ、水泡ができて、破けたんです」
「これ、もしかしたら、ウイルスか菌に感染したのかもしれないね。
ウイルスや細菌に感染すると、関節が痛むことがあるんです。
インフルエンザとかに感染すると、関節が痛むじゃないですか。それと同じですよ」
って。

「このままで自然治癒しますよ。万一数日しても痛みが変化しなかったらまた来て」
って。
先生の言う通り、ほんとに1日2日であららという間に治っちゃったっけ。

そうそう、
「こういう傷は、清潔にしておくこと!傷は、むき出しにしないで、きちんとおおったほうがいいよ」
とも言われました。

今回の、それとまったく同じパターンじゃないのー?

少しよくなったからと、バンドエイドもせず、治りかけの傷むき出しでサッカーやってたら、
そりゃばい菌にもウイルスにも感染しますわなぁ。

なにしろ 長男の足の裏の不潔さといったら、野戦病院並み。
ばい菌ウイルス培養にはうってつけの環境だからなぁ。

とりあえず、抗生剤入りの軟膏を気休めに塗って、バンドエイドを貼る。
「痛いんなら、とりあえず、痛み止め飲んどきな。あとは自然に治る!」
「ホント?」
「ホントホント!」
バファリン飲ませて登校させました。
一応、痛みが増したときのために、お弁当袋に予備の薬も入れておきました。

はたして夜、帰宅した長男、
「もうぜんぜん痛くない。薬も朝しか飲んでないよ」 とのこと。
よかったよかった。
やっぱりバイキンだったか。

傷は、完治するまで、きちんとバンドエイドなどで保護しましょう!!





擦り傷が多い我が家。
バンドエイドの専用引き出しがあります。
湿潤治療でなくていいような軽い傷には
「ケアリーブ」という絆創膏を愛用。
はがれにくく、肌に優しいのでこれしか使えません。

2014年4月25日金曜日

でっかい靴擦れ

「母さん、でっかいマメができちゃった」
と帰って来るなり長男。

「新しいスパイクが足にあってないんじゃないの? 大丈夫?」
「足にはあってる。今日めっちゃ走ったからさー」

と言いながら靴下をぬいで、かかとを見せつける。
「ホラ!」
「うわ~!!」

かかとに、ぷっくりふくらんだ水泡。
でっかいソラマメよりまだひと回りほど大きい。
うーむ これは、マメというよりパンパンに膨らんだ靴擦れですな。

「すげー痛いんだけど。このままテーピングすれば大丈夫かなぁ」
「ちょっと待って、今ハサミ持ってくるから」
「えっ、つぶすの?」
「そうだよ」
「えー、つぶしちゃダメでしょ?」
「これはメスでとらなきゃダメ! 今母ちゃんが手術をしてあげよう」
「マジー!?」

水泡はメスで切り取る。しかるのちに湿潤治療をほどこすのが、今イチバンの先端治療なのだ。

『傷はぜったい消毒するな』の夏井睦先生の本やブログを愛読している私。
やけどや床ずれなど、皮膚に傷ができたらどうしたら一番いいかは、なんとなくだけど心得ています。

消毒はせずに、傷を乾かさないよう、ラップやプラスモイストなどの湿潤治療用のパットで覆う。
水泡などはメスで取り除いておくこと。

「メスなんかあるの?」
「まあ似たようなもので」

不安そうな顔をしている長男をよそに、
身だしなみ引き出しから眉毛カット用のハサミを取り出す私。
一応洗って、ガスの火で焼いて消毒のつもり。

では 手術はじめ!

ソラマメの一部にハサミを入れて、少しずつ切除し、たまった液体を出す。
皮は存外に厚くて、ほんとにこれ切っちゃっていいのかなと一抹の不安はあったが、残しておいても治りが遅れるだけだととりあえず切除。
メスじゃないから、キワまでは取りきれなかったが、それはそれでいいことにし、
湿潤治療用バンドエイド、キズパワーパッドを貼りつける。
クツにあたって痛いようだったので、その上から絆創膏とテーピングでガード。
手術終了。

「あ、これなら走れそう……」
おびえていたけど、不気味な水泡がなくなって、ほっとしたような顔をしていた長男でした。

翌朝、 あまりにも浸出液が多いので、キズパワーパッド等一式を貼り換えて出かけました。

帰宅後様子を聞いたところ、部活の走りにはまったく影響しなかった様子。
見ると、まだ湿ってはいたけど、赤みも消えていました。
翌日はすっかり患部の痛みはなくなって。

3日後には、もうテープを貼らなくていいほどの回復ぶり!

いや~、人の皮膚って、すごい再生能力を持っているんですね。
大げさだけど、人体の神秘を感じました。
思い切って切り取ってよかった。

以来、 眉毛カット用のハサミ、すっかり皮膚治療用ハサミになっちゃって。
ささくれ取ったりウオノメ取ったり、なにかと活躍しております……。



湿潤治療用のパッドは、キズパワーパッド、ハイドロウェットなど
多数市販されています。
湿潤治療について詳しく知りたい場合は、
http://www.wound-treatment.jp/ の夏目先生のHP「新しい湿潤治療」をご参照ください。
最近は糖質制限のお話のほうで盛り上がっていますが……。
 

2014年4月17日木曜日

インフルエンザに漢方薬?

「ねえねえ教えて!」

ありゃ、またこないだの友人(まだインフルエンザ?)からメールが来ました。

インフルエンザ、大丈夫だったかなとちょっと心配していたんだ。
こないだの熱はいったん下がったようですが……。

「じつは、またチビが熱を出して。
頭痛がかなりきつかったんで、病院に連れて行ったの。
そしたら、周りにインフルの人いますか? いなければ風邪かな。
インフルエンザの初期にも使う漢方薬を出しますね、って。
よく効いたよ♪
この頃はそんな治療もあるの?」
って。

あるある。
麻黄湯という漢方薬を飲んだ場合と、タミフルを飲んだ場合とで、
平熱になる時間がほぼ変わらなかった、という発表がありまして。

10歳以下には使ってはいけないことになっていた、タミフルなどの抗ウイルス薬が
うやむやのうちに使用されるようになったことや、
タミフルの使い過ぎによる耐性ウイルスの出現が問題になっていて、
これはいい、と麻黄湯を使い始めたお医者さんがいっぱいいるらしいんです。

人体にはウイルスが細胞内に侵入した時に、
ウイルスを取り込んで排除する機能があり、
麻黄湯はこれを増強する、のらしい。

麻黄湯は、皮膚の熱を上げる作用があります。
簡単に言うと、熱を上げて、ウイルスをやっつけるお手伝いをする、って感じ。
だから、解熱剤を一緒に飲んだらダメよ。

「危険な薬じゃない!? 大丈夫?」
お医者さんで処方してもらったんならダイジョブだよ。
めちゃくちゃ弱ってる人とか、めちゃくちゃ胃腸の弱い人とか、体質に合わない人もいるけど。

「よかったー。ありがと! それにしてもインフルだったのか何だったのかなァ。ま、どっちだっていいけど」

漢方薬処方は、検査しなくても処方できるから、いずれにしても便利ですよね。
インフルじゃなかった、といって抗ウイルス薬処方できないんじゃ、ガッカリだもんね。
どっちかわからないから、麻黄湯出しときましょうね。
これならはずれなし。

でも、麻黄湯がインフルエンザに効くわけではないと、
断固として漢方薬を認めないお医者さんもいるようです。

じつはこないだの「まだインフルエンザ?」を書いたあと、
編集さんから、
「近所で、『インフルだったら困るでしょ?』と言って、
なかなか検査をしてくれないお医者さんがいて 評判悪いんですヨ。
でも、意外といいお医者さんなのかも」
という情報が。

あ、そのお医者さん。
ウチの長男がアカンボの時、
アトピー治療に、山ほど漢方薬処方してくれたお医者さんだ…………。
(ちなみに、アトピー症状はまったくよくなりませんでした)

ま、タミフルだろうが麻黄湯だろうが、
そんなもん飲まなくたって治りますわい。



右は、お隣さんが育てている、くきたち菜。
たくさんいただいたので、おひたしを作りおき。
くきたち菜、私の地元山形でよく食べます。
菜の花ににた味、食感で、とっても食べやすくおいしいです。
チャンプルーのような炒め物にも煮びたしにも、
なんにしてもおいしい。私はシンプルにおひたしが好き。
スーパーには売ってないんですよね・・・。
いただけるのが超うれしい。
お隣さんの地元は、福島なんですよ。
教えてもらって、私も今度植えてみようかな・・・・。

2014年3月27日木曜日

まだインフルエンザ?

「教えて!!」

と先日の日曜日、友人からメールが来ました。

「チビが熱で、3日前からなかなか下がらないんだ。
でも、熱あっても実家に行ったり…。土日だったりで病院に行ってないのよ。
もし、インフルエンザだったとしても、
体やすめていれば、自然治癒できるよね?」

大丈夫、治る治る。
インフルエンザは寝てれば治るよ。
インフルエンザじゃなくて別なんで熱が出ていたら心配だけど。

「パパは、素人判断でいいのか、とか、
インフルエンザで、オレもかかったら、仕事休む決まりになってるんだ、
とか怒ってて。
どうしよう? 
今頃、病院に行って、タミフルやらリレンザもらって、効く?」

効かない効かない!
タミフルなんかの抗ウイルス薬は、熱出て3日もたって、ウイルスが増えてしまったら意味ないよ。
ウイルスを殺す薬じゃなくて、増殖をおさえるだけの薬だから。

それに、 タミフル飲んだって、ウイルス死なないし、結局ウイルスを体に持ってる一見元気な人になって、周囲にはバッチリうつしちゃうよ。

大人がインフルになると、
すぐタミフル飲んで、熱下がった、ラクになった~、って、電車乗って会社行くでしょ?
あれってものすごい迷惑な話なんだヨ。
タミフルで結局熱が上がり切らないから、ウイルスは死なないまま。
そんでずーっとウイルスキャリアーになって、会社や街中でまきちらすんだよ~。

「そうなんだー。よかった。もうパパの病院行け攻撃にウンザリしてたんだ」

病院行ったって、 インフルでございました、ってわかるだけじゃん。
病院行って、別の型のインフルうつるってのもよくある話だよ。あほらし。
いいよいかなくて!

(あ、でも、まだ幼児で、熱痙攣を起こした場合は、
たとえ短時間でもおさまったとしても念のため大至急病院行った方がいい。
とくに熱の出始め)

小学生だし、実家に連れてけるほど元気なんでしょ? じゃ大丈夫。
脱水症にならないように、水分だけはこまめにあげたほうがいいよ。

「わかった!ありがと!!安心した!!!」

まだインフルエンザがぽちりぽちり出てますね。
春先になってからはほとんどが、2009年の新型のAソ連型のようです。
あの流行時にガッチリかかって免疫ゲットできなかった子がかかっているのかも。

あっ、そうそう、言い忘れてた。
インフルだと会社休まなきゃいけないだの、通達が出てる会社やお役所もあるようですが、
インフルエンザは不顕性感染があって、元気な人も感染している可能性大なので、
そういう隔離はまったく意味ないです。
まじめなパパさんに教えてあげて下さいな。

お大事に!!
男子の好きなサラダ。
白菜の千切りに、酒蒸しにしたささみ。
これにすりごまと、胡麻ドレッシングをかけるだけ。
こういうサラダだと男どももよく食べます。
(インフルエンザとはなにも関係ありません…)


 
子どものワクチンの疑問はこの本
http://p.tl/RIKtでゼヒ解決を。

 
 
 

2014年3月13日木曜日

花粉症は治せるの?

今年はたいしたことないかなー、と思っていたら、
やっぱり来た。
か、か、花粉ッ!

中途半端にやるとスッキリしないので、家で仕事なのをいいことに、
盛大に
「ハークション!!!」
ってやっているけど、
これ絶対お隣にまる聞こえだよな……。

ダンナに、
「あのね、もうすこし、かわいくできない?」
って言われるんですけど、ダメ。
ヘタに我慢すると気持ちが悪くて。

やりたい放題くしゃみをするなんて、
オナラを無遠慮にするようなモンだ、と言われたことがあるけど、そうなんですかね!?
ゴメンなさい。 

去年の同じ時期。
ぽかぽかのグラウンドで息子たちのサッカーの応援中、これまた
「ハークション、ハークション」やっていたら。

「大丈夫? 花粉症?」 とあるお母さん。
「ウン。どうしても外にいるとね……薬飲み始めれば、ま、治まるからたいしたことないんだけど」

「アタシね……ひどい花粉症だったんだけど、花屋でアルバイトしたら、治っちゃった」

「ええっ!?」
「あらゆる花粉を吸いこんだからよ。そりゃ最初のころはグシュグシュひどかったけど。
今はぜんぜん平気。
花粉症治したかったら、みんな花屋でバイトすればいいわよ」

ほんとー!?

たしかに、減感作療法といって、アレルゲンを皮下注射したり、
舌の下にアレルゲンを少しずつ置いたりして、
しだいにアレルゲンになれさせて治療するという方法があり、エビデンスも確立している。
だから、理屈ではわからなくはないけど
花屋で年がら年中ありとあらゆる花粉の洗礼を受けるとは荒療治。

じつは、あれから1年かけ、ことあるごとに花屋さんで質問してみているけれど、
私がわずかに調査したところによると、花屋さんにも花粉症の人はいまして、
花屋のバイトで治った!とキッパリ言い切る人は残念ながらいませんでした。

だから、花屋でバイト治療法がどれだけ効果があるかは、わからずじまい。
でも、なんだかたくましくって、いい話ではないですか! 
できたら同じような症例を探したいと思っているのです。


そしてこれは今年、先週のこと。
ある、花粉をひどく感じた朝のこと。

「ハアー、ハアー」
ダンナが口で息をしているのです。
「何、やってんの」
「鼻から吸わないで、口から吸うように息をすると、花粉症が治るらしいよ」
「えー、そんなことあるぅ?」
「南雲先生の本に書いてあった」

南雲先生、空腹で長生きで有名な先生です。
最近南雲先生の、『男のミラクル健康習慣』という本を読んだダンナは、
何かというと「南雲先生が言ってた」が口癖でして。

南雲先生によれば、
鼻や目は花粉でアレルギー反応を起こすけど、のどは大丈夫なのだそうです。
だから、のどからアレルゲンを吸い込みましょう、と。そうしているうちに、
アレルゲンに慣れる。そして、花粉症を克服することができるらしい。

ホントかいな!?

たしかにこれも、減感作療法という治療法と理論的には同じだと言えるけど……。

ホントかどうかはわかりません。
ワタシもやってみてますが、効果はまだよくわかりません。

でも、
対症療法ではなくて、体質自体を変えられる、というのが、
なんとも魅力的な話ではありますよね……。



ワタシはもっぱら対症療法。
じつを言うと、これで治る!体質改善!的な話には慎重派なんです。
やわらかいティッシュを贅沢に使って(鼻の下の荒れ方が全然違う)、
ワセリンやメントールリップクリームで肌を保護。
あと、やっぱりアレルギーの薬。
昔のアレルギーの薬は眠くなってヤバイ感じだったけど、
去年あたりから市販でも買えるようになった「アレグラ」などの薬は眠くならず、助かってます。
少し飲んで数日ごまかしてるうちに、飲まなくてもやりすごすことができるようになるので、
あまりガマンせずに薬を使ってしまいます。だってそのほうがラクだもん。

2014年2月27日木曜日

「尻の穴を締める。」

なんとなく元気がない。精神的に、不安定。
そんな時には、すべてを投げ出して、本屋さんに行くようにしています。
不思議に、いい本に出会えるのです。

こないだも、そんな状態でフラフラと書店に入り、
フト、「そういえば、この人関連の本、読んでみようと思ってたんだっけ」
と1冊の本を手にとりました。

中村天風の教えを書いた『天風入門』という本。

天風さんとは誰ぞや、というと、
日露戦争では軍事探偵として活動し、九死に一生を得るも結核を発症、
失意の中でヨガの師と出会い、
ヒマラヤで修行し、食餌法と心身鍛練により、結核を治癒させ、悟りを開いた……。
ざっというとそういうお方です。
この天風さんの開いた「心身統一法」は、日本が生んだ最強・最高の心身鍛練法とされ、
お弟子には、宇野千代さんとか、京セラの稲盛さん、信奉者にも錚々たる方々が名をつらねていて、
「下々のものには高尚すぎるに違いない」とこれまで手を出さずにいた私でした。
最近では、海老蔵さん、松岡修造さんが、天風さん関連の本を推薦しているのを見ていて。

本を手に取ってページをパラパラと開いて

「あっ!」
と叫んでしまいました。

ある言葉が飛び込んできて。

「尻の穴を締める。」

腹が立ったり、怖れたり、心配したり、悩みがあったり、消極的感情が起こった時には、
なにをおいても尻の穴を締める。

時々思い出したように締めるのではダメで、
常に70~80%締まっている状態を保つよう訓練すること(具体的!)、とのこと。

天風さんは、いつでも尻が締まっている状態になるまでに、15年かかったらしい。
尻の穴を締めることで、精神が安定するのだと。

ああ、やっぱり、尻の穴を締めること、大事なことだったんだー!!!

若い頃、会社時代に一緒に仕事をした先輩ライターNさん。
料理関係の仕事が多く、よく食べるのに超スリムで、中年太りのかけらもなし。
不思議で、どうやってスタイルを維持しているのかな、と思っていました。

ある時、「大人になってから少しバレエをならったことがあって」と聞き、
やっぱり。だからスリムなんですね、というと、
「でも、少しの期間だし……。あ、でも、先生のアドバイス、『尻の穴を締めろ!』。この教えは役に立っているわね」と。

そうだったのか! 
Nさんは、ずーっと尻の穴を締めているのか!!

この言葉ですべてに合点がいき、すぐさま我が尻の穴を締めてみたのですが……。
これ、長続きさせるのは至難の技。

結局、 シェイプアップのことを考えるたびに、Nさんの言葉を時々思い出しては、
「ムリムリ」とあきらめ。

あれから20年。
ふらっと開いた本で、よもやその言葉に出会うとは。

Nさん、年賀状のやりとりだけでご無沙汰だけど、今もきっとスリムで姿勢もしゃんとしてるんだろうなァ。

もうアラフィフだけど、心がけてみようかな……。 更年期障害防止にもなりそうだし。
Nさんみたいにスマートになれるかどうかはわかりませぬが。

気持ちが不安定になったら、元気がなくなったら、本屋もいいけど、まずは尻の穴を締めてみる。
一時的にでも、気持ちの面では相当効果がありそうです。





ワタシが書店で買ってきた本はこれ。
天風さんのこと、教えがコンパクトにまとまっていて、
読みやすかったです。
『天風入門』(講談社)

くれぐれも、「尻の穴」だけの本ではありません。
「心が身体に及ぼす影響は絶対的である」
「人生は心一つの置きどころ」などなど、
数多ある自己啓発本の源かもと思える内容。
たくさんの教えがつまっています。

2014年2月14日金曜日

梅干しでインフル予防

外は雪・・・。

先週くらいから冷え込んだりしているし、そろそろインフルエンザもピークかな、
と感染症センターのHPを見ると、
今年5週目までがピークで、去年のピーク時の流行よりも小さいまま、
全国的に6週目は減少している様子。

数日前、テレビを見ていたら、
S先生という、この季節必ず新聞テレビに登場するインフルエンザの先生が出ていて、
「今年は例年の5倍くらいの流行です!」
と言ってたけど、嘘ですね。

ただ、 どうやら変異の関係で、
今年はいままでかからなかった人もかかったりはしているらしく、
「バカは風邪ひかない」はずの我が家の家族も、
順繰り、今年は全員軽い咳風邪にかかりました。
ま、とはいえ
発熱はなく、食欲も旺盛、まったくかわいそうじゃない風邪ですが・・・・・。

そんなこんなで、私ものどが痛くて、しばらく辛かった。

のどの痛みには、のど飴。
とくに、おばあちゃんのタンスのようなにおいのする、龍角散のど飴が効果抜群で、
のどの痛みには頼りになるのですが、
困ったことには、私は、大酒のみのため、甘いものがあまり好きではない・・・・・。
コロコロ舐めてるとうんざりしてくるんですよね。
甘くない飴、探したのですが、
「ノンシュガー」と書いてあっても、どれもこれも、甘いんですよ~。

それで、 なにか長時間舐めていられる甘くないものはないか・・・・
と探していて思いついたのが、
梅干し!

梅干しもおいしいけど、 タネをしぶとくいつまでも舐めて、アメ代わりにするんです。

タネを舐め舐め、お茶もおいしく飲めるし、
のどにも、のど飴以上に効果があるような気がしました。

ちょいと調べてみたら、
なんと、梅干し、 梅酢の成分に、抗ウイルス作用と、ウイルス不活性化作用があるのですと!! 実際に梅干しを食べたグループがインフルかかる率が低かったというデータもある。
これはすごいです。

それでは、もしかして、
梅干しが大好きだったという上杉謙信は、インフルエンザにかからなかったのかなー、
と、また変なことを考えて調べものを始めたのですが、
(どうしてそういう発想になるのか自分でもわからない)
謙信は梅干しの食べ過ぎで塩分の取りすぎとなり、
脳溢血で厠で倒れて死んだ、 そうです・・・・。
(謙信の場合は梅干しより飲酒が脳溢血のメインの原因だと思いますが)

インフル予防には梅干し。
(ただし、塩分摂りすぎには気を付けて)



子どもたちの好きなはちみつ梅やカリカリ梅など
いろいろな梅干しが冷蔵庫に。
真ん中は大事に食べている実家の手作り。
市販のものって、すっぱい梅干しって案外ないんですよねー。
 

これはおやつ用。
仕事のとき、かばんにも入れていきます。

2014年2月3日月曜日

乳酸菌はキムチで

今年は例年になくインフルエンザが流行! 
という報道をずいぶん見かけるのですが、
ほんとにそんなにインフルエンザは流行しているのかというと、
「さーどーでしょ?」
です。

厚労省のHPで、流行状況を確認すると、
「警報」の赤い部分はほとんどなく、ピークはこれから?な感じ。
これから冷え込んだ時に流行するのかなぁ?

だいたい、インフルエンザが流行っている!という宣伝のさかんな年は、
インフルエンザワクチンが余っている、という相関関係がありまして、流行情報はなにかしらの宣伝活動であることも多いのです。
なので、「流行、流行」という話は、話半分くらいに聞いときましょ。

そうそう、インフルエンザ関連商品、今年のヒット商品といえば、乳酸菌ドリンク!
秋口からものすごいPR合戦でした。
ウイルスと闘う乳酸菌や、免疫を高める乳酸菌、悪い菌を減らす乳酸菌、などなど。
プロバイオティクス商品花盛り!

いっぱい買って、風邪予防にたくさん飲んでいる、という人もいるみたい。
毎日飲み続けたグループに効果が出たというメーカーの報告もありました。
たしかに、一定量を飲み続ければ効果はあるかも……。

でも、こういう製品を家族分毎日買って飲むって、けっこうな出費じゃないですか?

ケチな私はどうしても、スーパーで気前よくカゴに入れることができないんですよ……。
こういうの、家族は喜ぶんですけどね。
糖分多いのも気になるし。
(我が家のヨーグルトは自家製カスピ海ヨーグルト)

ホントにケチ……。いや、
私の健康のモットーは、

「健康にはお金がかからない!」

なんですっ!!!
そのために、金を使わず頭を使います。

体にいい乳酸菌は、なんとしてでも摂りたい。
砂糖もあまり摂りたくない。(糖分は砂糖ではなく、米と酒で摂りたいため)

そこで。
ズバリ、キムチなどの漬物の登場です!!
キムチって、乳酸菌なんですよ。
しかも、ヨーグルトなどの乳酸菌より、数段がんじょうな乳酸菌。

ヨーグルトやチーズなどの動物性由来の乳酸菌はなかなか腸まで生きては届かないけれど、
キムチやぬか漬けなど、植物を発酵させた植物性由来の乳酸菌は生きたまま届くと言われているんです。
すぐきという京都のお漬物から、ラブレ菌という乳酸菌が発見されて話題になりましたよね。これも植物性由来の乳酸菌。

昔、田舎のばばちゃんたちが、冬にお茶のみに集まると、
青菜の漬物(山形の青菜漬)の、浸かり過ぎて酸っぱくなったのを、
バリバリ大量に食べながらおしゃべりしてました。
だから、ばばちゃんたちはインフルエンザにもかからず、冬も元気だったのかな?

あの、酸っぱくなった青菜漬、子どものころは臭くて苦手でした。懐かしい。食べたいです。

なので、
手軽に乳酸菌をとるなら、断然キムチ!

しかも、しばらくおいて酸っぱくなったのに、さらにたくさんの乳酸菌が含まれているのですから、こりゃたまりません。

今日も、スーパーに行っては、
賞味期限ギリギリの、値下げキムチをカゴに入れる私なのでした……。


キムチ熟成中(左)。残念ながら、
酸っぱくならないうちに食べてしまうことも多いのですが・・・。
いつかキムチを自分で漬けてみたいです。
 

2014年1月21日火曜日

山のような薬を捨てて


昨日の朝9時きっかりに、電話が鳴りました。

3年ほど前からご無沙汰の、Aさん。
Aさんは私より一回り以上年上のフリーの編集者の男性です。

3人のお嬢さんもすでに成人されて、悠々自適なはず……、ですが
今年の年賀状には、「病気をしましたが今はよくなりました」とあり、気になっていました。

「ご病気されたとお年賀状に書いてあったから、心配していたんです!」 と言うと、
「そうなんですよ。とっくに厄年すぎてるのに、去年は5つも6つも同時に病気にかかりまして……」
「5つも6つも!?」
「でも今はすっかりよくなったんですよ」
なんだか電話の声も明るいのです。

「じつを言うと、まず、うつ病になりまして。それで病院に行って薬をもらったわけなんです。
薬をのむとよくなるんですが、だんだん効かなくなるんですよね。
それで、薬がどんどん強いものになっていきまして」

うつ病の薬!! それは人間をダメにする薬なんですよー!

「それを飲み続けているうちに、体調がますます悪くなってきて、
精神科だけじゃなくて、いろいろな病院にかかりまして、
それで薬がまた山のようになっていきまして。
健康状態は悪くなる一方だったんです」

薬の負のスパイラルにはまってしまったのですね。

「でも、あることをきっかけに、生活を変えることにしたんです」

生活を?

「まず、夜遅くに食べて飲んで、それから本を読んで1時2時に寝る、という夜型の生活をやめました。
9時に寝ることにしたんです。
そうしたら、3時に起きるようになりました」

それは素晴らしい!!

「それと、最近よく出ている、医療への疑問を扱った本がありますよね、
そういった本を何冊も買ってきて読みまして」

そして?

「それで病院に行くのをやめて、
山のような薬を『えいやっ!』とばかりに一気にゴミ箱に捨てたんです」

それはまた思い切ったことを!

「その後、少しの間はやはり苦しかったんですけど、
乗り越えたらだんだん体調がよくなってきたんですよ!! 
生まれ変わったみたいにすっかり回復しました。」

「今は朝早くに起きると散歩に出かけるんです。
農家の畑や森を抜ける自分のプライベート散歩道があるんですけど、
そこを歩いていくと、きれいに富士山が見える場所があるんですね。
朝日の中で富士山を拝んでパンパンと柏手を打って、
それから富士山の水を買ってゴクゴクっと飲んで。
ほんとうに元気になりました」

以前お世話になっていた頃よりもはつらつとした声で、
こっちまで元気をもらいました。

健康になりたいなら、
薬をゴミ箱に捨てて、朝日を浴びよう。



大きな花束よりも小さな花を生けるほうが好き。
エアコンにあたってすぐにしおれちゃった花を短く切って
復活させました。

 

2014年1月7日火曜日

みかんを食べよう!

年末年始をはさんだこの時期、
我が家にとって欠かせない食べ物、 といったら
みかんです。
それも、 静岡の青島みかん!!
年末になると毎年、静岡の親戚が送ってくれるのです。

日持ちのするみかんなのがありがたい。
いつも玄関にデン!とおいといて、家族でパクパク食べています。

青島みかんは、大ぶりでふくろも厚め、甘味だけでなく酸味もしっかりあり、
食べごたえのあるみかん。
これを食べてしまうと、他のみかんではもの足りない! 

最近では果物はみーんな超高級品になってしまって、
糖度の高いものが多くなっているけど、
酸味のあるこうしたみかんには昔ながらの野生の味が残されている気がします。

ふくろ厚めですが、胃腸の弱いダンナ以外はみんな、
ふくろも一緒に食べます。
私は白いスジもがっちり食べます。

これを、毎年2箱は食べてしまう。
これが我が家の家族が風邪を引かない秘訣になっている……、
と思うんですが、どーでしょ?

でも聞いてみると、最近はみかんを箱買いするような家庭は少ないみたい。
みかんの消費量は落ちていて、
70年代ピーク時に比べて四分の一に減っているという話を聞いたことがあります。
ん~、
純国産で、季節の果物で、包丁も使わずに食べられる、
こんなにいいもの食べないなんて、もったいないよっ。
お高い栄養ドリンクだのサプリだのインフルエンザワクチンだの(しつこいね私も)
にお金使うなら、
ダンゼンみかんの箱買いをすべきです。

それにしても、みかん、
なんとなく体にいいことは感じていたけど、
スペシャルな栄養素が豊富なことがどんどん明らかになってきてるのにはオドロキ。

まず第一に、風邪予防のビタミンCが豊富。
そして、最近では抗がん作用が注目されています。
みかんに含まれている色素のβ-クリプトキサンチンという、βカロチンに似た色素に、
すばらしい抗酸化作用があるのらしい。
細胞を守って、DNAが傷つくのを防ぐ働きがあるそう。

そして、さらに注目すべき栄養素が含まれるのは、白いすじ。
ふくろにもすじにも食物繊維がタップリだから、腸内環境のためには食べたほうがよい、
というのはもちろんのことですが、
白いスジにはポリフェノールの一種の栄養素が含まれていて、
これが、毛細血管を強くしたり、中性脂肪を分解したりするのですって。
そこのアナタ!
白いスジ、ていねいに取ってる場合じゃないですよ。
食べなくちゃ。

かぜのみならず、がん、動脈硬化などの生活習慣病の予防にもなってしまうみかん。
いや~、
みかんって、すごいですね~!

さあ、みんなでレッツ箱買い!なんちて……。(注:私は静岡農協の回し者ではありません…)


ランニング中、近所の軒先に見事なみかんがなっているのを見かけます。
いつ獲るのかなって
とっても気になってしまう私です・・・・・。