2014年6月26日木曜日

歯が浮いたみたいな

……歯が痛い。

歯が浮くような違和感。
ってのが、1年に1回くらいごくたまーにある。冷たいものも熱いものも滲みないし、虫歯のような痛みではないからいいやとほっておくと、
1日2日で軽快していくので、
今回もそんなもんだろう、と思っていました。

しかし。
今回はホントに歯が痛い。

歯だよ、歯茎じゃないよなぁ。

一番気になる左下後ろから2番目の銀のかぶせもののある歯を、
指でコンコン、とたたくと、
「キャア」
というほど痛い。

あわてて痛みどめの「ロキソニン」を飲んで、とりあえず痛みは抑えたものの。

……これって、虫歯?
治療済みなのに。

ネットで同じような症状のパターンを検索すると、
治療済みの歯が痛むというのはよくあることのようでした。

しかも、その多くが、根っこの治療がいいかげんなために、膿がたまってえらいことになる、という恐ろしい症例。
ありえないことではないゾ……。

ネットのせいでこれまで行ったすべての歯医者に疑いの目を向け始める私。

さぁどうしよう、と市内の歯科医を探したものの、
結局、しばらくご無沙汰していた近所の歯医者へでかけていきました。
サッパリした同年代の女医さんです。

「6年ぶりですね。どうしました? あら、ここ欠けてますね」
そうなんです、2年くらい前にベニヤ板で工作中に歯を使用していたら、詰め物が吹っ飛んで……。いや今日はそうじゃなくて!

「左下の歯か歯茎が痛いんです。おさまるかなと思って痛みどめ飲んでたんですけどおさまらなくて。でですね、どうも、この、治療したはずの、銀がかぶせてあるとこが痛いんです」

「ずいぶん前治療されたところですね?」
不審げな先生。いつどこのセンセが治療したかもわからない歯だけど、いい気はしまいよ。

まずはしばらくぶりなので歯のレントゲンも撮り、歯の全体の様子もチェック。

「やはり、歯がずいぶん削れてしまっていますね……。だいぶ前にお作りしたマウスピースは使って……ないですよね?」
きゅうくつで眠れなくて、とっくに断捨離。

「スミマセンせっかく作ってもらったんですけど……犬がかじって…(嘘!)」

レントゲン画像を見る先生。
「ンー。銀がかぶせてある歯の根のところに膿があるかどうか、これはわからないですね。治療はきちんとされている歯ですが。
中の状態は、かぶせものをとってみればわかりますが、それはリスクが大きいんです。時間もかかるし、費用もかかりますし。
それに、膿がたまってくると、ほっぺたのほうから触っても痛いとか、そこまで症状が出ますが……」

それはない。

「このレントゲン画像を見て下さい。
お痛みがある、銀がかぶせてある歯のまわり、歯の形がわかるくらい、黒く縁取りしたようになっていますね。

ほんとだ。銀歯のところだけ、2本の牙の形がくっきりと。

「通常は骨の組織があるので白っぽくなるのですが、歯を強く噛みしめすぎてしまうことで、歯の周りにすき間ができて浮いた感じになってしまっているんです。
普通の歯なら大丈夫なのですが、こうした神経を取ってしまった歯というのは弱いんですよ。
このすき間で細菌感染をおこしている可能性がありますね。
歯から見てもレントゲンで見ても、これは、根の問題というより、強く歯を噛みしめることで起こしていると考えられる症状です」

あーっ!!!!!

じつは、歯が痛くなる前。

私、頭痛が起きるほど、歯をキョーレツに噛みしめていました……。

長男の試合を観に行って。
シュートの入らない長男にじりじりして、もー、試合中、歯をぐーっと食いしばって観ていたんです。
あまりに食いしばりすぎて……、帰り道から頭が痛くなったほどでした。
歯がおかしくなり出したのは、その後ですよ!!

「先生、それです! まさにそれです!!!」
「何か特に思い当たるフシ、あります?」
ウンウンウン…。うなずくだけにしとこう……。

息子のサッカーの試合で食いしばって、なんて言えますか。バカみたい。
Wカップにでも出てんですか!?って言われちまうわ。

「では、抗生物質を処方して様子を見ましょう。それで状態がよくならなかったら、考えましょうね」
と先生は冷静におっしゃるが、
私はもう原因が間違いなくそれとわかっているので、スッカリ気分がよくなってしまいました。

しかしねぇ、歯を噛みしめることが、こんなに歯によくないとは……。

診療の間、「だのに、なぜ~、歯を食いしば~り~♪」っていう、『若者たち』の歌が私の頭に鳴り響いておりました。

久しぶりに歯医者さんに行くきっかけにもなったことだし。
ま、よかった。

歯のお話、続きはまた。

お世話になりっぱなしの痛み止め「ロキソニン」。
 

2014年6月3日火曜日

電話で元気になる!

メールを送ったのに返事が全然来ない。
これってストレスたまります。

届いていないのか? 
届いたけど、メールに気分を害して知らんぷり? 
それとも読まずに食べちゃった!?

最近はラインやらのやりとりのほうがおさかんで、メールの返事がマメではないのかな。
いや時々は、ほんとに届いてないってこともあるし。セキュリティの関係とかで。
いや、届いていたのに、システム上の問題にしてるだけ?

とにかく、仕事にしろプライベートにしろ、メールの返事が来ないことって疑心暗鬼のモト。

先週、仕事関係のある方に、何度かメールを送っておりました。
返事がにゃい。

前も「すいません、メールチェックしてなくて」と言ってたなーと思いつつ、
「あの~、メール送ったんですけど」と電話をすると、
「あっ! すいません!!メール開けてません!!!」
やっぱり……。

「あの~、もしかして、メール送ったら、電話したほうがいいですかね?」
「あ、そうですね。そうしていただけると助かります」
……んじゃ、メールの意味ないじゃん!? 

プンプン! と思っていたのですが、
「電話OK」なのね、とさっさと電話して話すようにして数日。

ストレスが激減している!!

いちいち相手に届いているかイライラすることもないし、お尋ねメールしなくてもその場で解決。

なんだ、こっちのほうがラクじゃないの!

それに気づいて以来、私はどんどん、メールじゃなくて、
「でんわ、急げ」
とばかり、誰かれかまわず、とりあえずさっさと電話をするようになってしまいました。

「すいません、電話しちゃいました!」

というと、たいていの方は許してくださいます。それどころか、電話もらってほっとしている人も多い。

もちろん、相手が忙しそうな時は遠慮して、「メールにしますね!」と言って退散するし。
電話は苦手で通信はメールオンリーという人もいるので、
ま、相手によって使い分けは必要ですが。

でも、電話で話ができれば、ほんの短い時間でもたくさんのことが解決できて、
気持ちが「アガル」。

私、筋金入りの口下手なんですよ。東北人だし。
幼児期に東京に引っ越してきたとき、言葉が出ずに相手かまわず噛みついていたという
人間になれなかった悲しい過去あり。

しかし、そのトラウマに、アラフィフに近づいた今、立ち向かっております。

失敗したな~、ってときは、懲りずに、も一回電話をかけて話せばいい。
そうこうしてるうちに、なにやらスポーツをやってるような気分にもなってきて。
仕事が終わって日暮れて飲むビールがまたうまい。

一日ひとりでお家でやる仕事だし、電話で「しゃべる」ことはかなり重要なことみたい。

そのことを、ある介護の仕事をしている人にお話したら、ものすごい勢いで同意を得てしまった。

「そうなの。電話でしゃべるの大事なのよ! お年寄りにとっても、しゃべるのすっごく大切なの。
しゃべると、のどのここのとこに酵素が出て、のどがスムーズになるのね。
しゃべらないでいると固まってしまう。無理にでもしゃべらせなきゃダメ。
だから、一人暮らしのお年寄りには、なるべく電話してあげて、おしゃべりしてあげるべきなのよ」

あのう、私はそこまで年寄りじゃないんですけど……。

でも、わかる。
お年寄りって、のどの嚥下機能が悪くなって、それで肺炎おこして亡くなったりするものね。

声を出してしゃべることは、
気持ちを貯め込まないという精神衛生上の効能があるだけじゃなく、のど自体の機能のためにもいいわけだ。

実際に医学的にどんな根拠があるかちょいと調べてみたけど、はっきりしたデータや論文は見つけられませんでした。
でも、ぱっと世の中見渡しても、おしゃべりなじじばばばのほうが間違いなくお達者です。おしゃべりな人は認知症にもなりにくいんじゃないかしらね。

というわけで、
この年にして、つつましやかな(?)口下手東北人は返上で、
目下私は、

「電話急げ」!!

なのであります。


『恋愛3次元デビュー』、このコミックエッセイ、おもしろかった~。
オタクの2次元大好き女子が、恋愛したくてガンバルお話。
爆笑です(いやいや、かなり実用的でもありますよ)。
今は彼氏とスカイプでお話するんだ~、電話じゃないんだ~、と新鮮でした。
やっぱりね。
メールやLINEじゃ、恋だって育めないと思うんですよねぇ。