2013年5月15日水曜日

味噌汁パワー!

チョイ前のことですが。
映画『バイオハザード』で激しいアクションをこなす、 ヒロイン・アリス役の、ミラ・ジョボヴィッチさんの、
『バイオハザードV』のプロモーションインタビューを読んでいて、へぇーっと思いました。
撮影でのスタミナ維持について聞かれ、

1時間ごとに味噌汁を飲んでいたわ。お味噌汁を飲むとずっとエネルギーが続くのよ。
だから、コーヒーがわりに飲んでるの。

って。

お味噌汁を飲めば、ミラさんみたいにスリムになれる!
なんてうっかり思っちゃいけません。
(スミマセン、うっかり思ったのは私です)

痩せるんじゃなくて、エネルギーが続く。

味噌汁で、パワーが出る。これ、ホントだと思う!

サッカーJリーグの栄養士さんも、 走る量の多い選手の食事に味噌汁は欠かせない、って言ってました。

みそ汁なんて、あってもなくてもいいや、ただの塩分でしょ? と思いがちだけど、
実がなにも入ってなくたって、畑の肉と言われる大豆が主原料なんですから、
みそ汁は、ちょっとしたスタミナ食なんですよね。

みそ汁こそ、日本人にとって何よりもたいせつな食べ物である! 
と言い切る先生もいます。

秋月辰一郎医学博士。長崎の病院で被爆したのち、診療のかたわら、被爆証言を集めるなどの活動を続けた方です(故人)。

自らの虚弱だった体質を、みそ汁、玄米に麦飯といった日本食であらためたことで、

「油揚とわかめを実とした味噌汁は、日本人の本当の要の食品!」

これを生涯、信念として持ち、 結核を抱えながらも、89歳で喘息の発作で倒れるまで精力的に活躍されました。

驚くべきことに、
秋月先生による、『体質と食べ物』 (クリエー出版、1980年)によれば、

原爆投下により、廃墟のように残された勤務先の長崎の病院で、
自らも被爆しながら、焼け出された人々の看護を続ける中、
著者の秋月先生はじめ、従業員に1人の原爆症も出なかったのだとか。

病院は食糧備蓄庫でもあり、味噌とわかめは豊富にあった。
原爆症が出なかったのは、 欠かさなかったわかめの味噌汁のおかげではないかと。

残念ながら、「味噌なのか、わかめなのか? 味噌の何が効くのか?」というような、
科学的および理論的な考察には至ってないのですが、

小さなブックレットに書かれた、秋月先生の味噌汁への思いを読んでいると、

まだ科学的には解明されていないけれど、 いやいや、解明されていないからこそ、

とにかく、味噌汁には、何か、ものすごいパワーがありそうだ!

と思えてくるのです。


ちゃんとお出しをとったお味噌汁があれば、おかずなんてなんでもいいんです。きっと。

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