2014年9月16日火曜日

歯ぎしりと詰め物


前回の続きです。

歯のくいしばりがひどい。

ために、
歯の付け根に炎症が起こっている。
これが悪化すると、歯槽膿漏になる。
歯がどんどん削れていく。
歯ぎしりのはずみで、「パーン」と歯が欠けてしまうこともある。

…… などなど、 怖ろしげなお話をいろいろ聞かされ、歯医者でマウスピースを作ることになりました。

「マウスピース作るので、前歯の、ここ、欠けたところも、処置しておきますね」

だいぶ以前、なにかのはずみでほんの少し欠けた前歯。
2回も詰め物がはずれ。2回目でそのまま放置。
歯を使う分には何も困らないので、そのままにしておりました。

「たぶん、この歯が欠けたのも、詰め物がとれたのも、歯ぎしり、噛みしめのせいだと思います」
と先生。
えー、そうかなぁー。 だって、詰め物が取れたの、ベニヤ板で工作している時に歯を使ったからなんだよなァ。
と思いながらも、 とりあえずみっともない欠けた歯を治してもらえるのはありがたいので、黙ってお任せする。

マウスピースができるのは、1週間後。
「なるべく歯をかみしめないように、意識して下さいね」
と先生は軽くおっしゃる。
「意識するだけでも違います」
ってホントかいな。

家に帰り、歯ぎしりや噛みしめについてネット等でいろいろ調べもの。
マウスピースなんてアホくさ、なんとかそんなもの使わずに、歯ぎしり、噛みしめを止める方法はないものか。

ところがネットで調べても、これという対策方法は見つからない。

どれもこれも、
日中から歯を離すように気を付ける。
パソコンに、「歯を離す」と書いた付箋を貼りつける。
寝る前に、「歯を離す、歯を離す、歯ぎしりしない、歯を食いしばらない」と3回唱える。
人を馬鹿にしたような自己暗示法ばっかり。

やっぱり、マウスピースを医者の言うこときいてはめるしかないのかなぁ。

とりあえず、寝る前には、「歯を食いしばらない、食いしばらない」とお経のように唱え、真剣にわが身に言い聞かせて寝るようにしてみました。

3日目の、寝て1時間ほどたったころでしょうか。
「パシーン」
という音で、目が覚めました。

ハッと気づくと、私は歯をガチリとすりあわせていました。
なんと、歯ぎしりの真っ最中だったんです。
そして、その音は、
先日詰めたばかりの詰め物が歯ぎしりで吹っ飛んで、フトンを飛び出し(シャレではない)、
寝室の床にたたきつけられた音でした。

自分が歯ぎしりをしていることは、父母や夫から指摘されて知ってはいたけれど、
歯ぎしりを実感したのは生まれて初めてです。

やっぱり、センセの言うとおりだったか……。

マウスピース受け取りの日、数日前の夜間の出来事を先生にご報告申し上げると、
「すぐ取れてしまって、申し訳ない」と言いながらも「やっぱりそうでしたか」と見立てにご満悦。

「やっぱり、マウスピースはきちんとつけたほうがいいと思います。最初は違和感あると思いますが」
って。
うなだれながら「ハイ」と言うしかありませんでした。

しかしまぁ、マウスピース……。
友人知人に聞くと、何人もが平気で愛用しているとのこと。
なんという従順さ。
私は1週間やっても慣れることができません。

なんか、かえって、食いしばりがひどくなって、頭痛がしてくる。

あの、よくあるじゃないですか、時代劇でのお産シーンに、手ぬぐい縛ったものを噛んで気張る、っていうやつ。
あれみたいな感じ?
1週間目から、サボリ始めました。

そして、マウスピースをつけずに寝た、ある朝のことです。
子どもたちが学校へ行き、私はゆっくり新聞に目を通しながら、みそ汁とご飯で、朝食を食べていました。

「?」
みそ汁に、硬いなにか変なものが入っています。
口から出すと、犬のツメのかけらみたいなもの。

おかしいな、どうして犬のツメがみそ汁の中にはいるんだろう、
でも私のみそ汁でよかったワ。

……朝食の片付けをして、仕事を始めてしばらくして気づいたんです、
ツメじゃなかった、
あれ、ツメモノだーっ! 
て。

つまりですね、夜間の歯ぎしりでとれそうになってたツメモノが、
朝のみそ汁を飲んだときに完全に取れたんですわ。

なんたることか!

どうしよう、「マウスピースしてましたか?」ってお医者に言われたら……。

詰めてもらっても、またすぐ取れちまいそうな気がするし、
さりとて、マジメにマウスピースをつけて寝る気にもなれぬ。

マウスピースの調整と、歯磨き指導の予定が入ってるけど…… ……このままバックレようか?


どうしても使いたくないマウスピース・・・・・
なんとかこれを使わずに、歯ぎしり&歯の噛みしめグセを
治したいと思っているのですが。

2014年6月26日木曜日

歯が浮いたみたいな

……歯が痛い。

歯が浮くような違和感。
ってのが、1年に1回くらいごくたまーにある。冷たいものも熱いものも滲みないし、虫歯のような痛みではないからいいやとほっておくと、
1日2日で軽快していくので、
今回もそんなもんだろう、と思っていました。

しかし。
今回はホントに歯が痛い。

歯だよ、歯茎じゃないよなぁ。

一番気になる左下後ろから2番目の銀のかぶせもののある歯を、
指でコンコン、とたたくと、
「キャア」
というほど痛い。

あわてて痛みどめの「ロキソニン」を飲んで、とりあえず痛みは抑えたものの。

……これって、虫歯?
治療済みなのに。

ネットで同じような症状のパターンを検索すると、
治療済みの歯が痛むというのはよくあることのようでした。

しかも、その多くが、根っこの治療がいいかげんなために、膿がたまってえらいことになる、という恐ろしい症例。
ありえないことではないゾ……。

ネットのせいでこれまで行ったすべての歯医者に疑いの目を向け始める私。

さぁどうしよう、と市内の歯科医を探したものの、
結局、しばらくご無沙汰していた近所の歯医者へでかけていきました。
サッパリした同年代の女医さんです。

「6年ぶりですね。どうしました? あら、ここ欠けてますね」
そうなんです、2年くらい前にベニヤ板で工作中に歯を使用していたら、詰め物が吹っ飛んで……。いや今日はそうじゃなくて!

「左下の歯か歯茎が痛いんです。おさまるかなと思って痛みどめ飲んでたんですけどおさまらなくて。でですね、どうも、この、治療したはずの、銀がかぶせてあるとこが痛いんです」

「ずいぶん前治療されたところですね?」
不審げな先生。いつどこのセンセが治療したかもわからない歯だけど、いい気はしまいよ。

まずはしばらくぶりなので歯のレントゲンも撮り、歯の全体の様子もチェック。

「やはり、歯がずいぶん削れてしまっていますね……。だいぶ前にお作りしたマウスピースは使って……ないですよね?」
きゅうくつで眠れなくて、とっくに断捨離。

「スミマセンせっかく作ってもらったんですけど……犬がかじって…(嘘!)」

レントゲン画像を見る先生。
「ンー。銀がかぶせてある歯の根のところに膿があるかどうか、これはわからないですね。治療はきちんとされている歯ですが。
中の状態は、かぶせものをとってみればわかりますが、それはリスクが大きいんです。時間もかかるし、費用もかかりますし。
それに、膿がたまってくると、ほっぺたのほうから触っても痛いとか、そこまで症状が出ますが……」

それはない。

「このレントゲン画像を見て下さい。
お痛みがある、銀がかぶせてある歯のまわり、歯の形がわかるくらい、黒く縁取りしたようになっていますね。

ほんとだ。銀歯のところだけ、2本の牙の形がくっきりと。

「通常は骨の組織があるので白っぽくなるのですが、歯を強く噛みしめすぎてしまうことで、歯の周りにすき間ができて浮いた感じになってしまっているんです。
普通の歯なら大丈夫なのですが、こうした神経を取ってしまった歯というのは弱いんですよ。
このすき間で細菌感染をおこしている可能性がありますね。
歯から見てもレントゲンで見ても、これは、根の問題というより、強く歯を噛みしめることで起こしていると考えられる症状です」

あーっ!!!!!

じつは、歯が痛くなる前。

私、頭痛が起きるほど、歯をキョーレツに噛みしめていました……。

長男の試合を観に行って。
シュートの入らない長男にじりじりして、もー、試合中、歯をぐーっと食いしばって観ていたんです。
あまりに食いしばりすぎて……、帰り道から頭が痛くなったほどでした。
歯がおかしくなり出したのは、その後ですよ!!

「先生、それです! まさにそれです!!!」
「何か特に思い当たるフシ、あります?」
ウンウンウン…。うなずくだけにしとこう……。

息子のサッカーの試合で食いしばって、なんて言えますか。バカみたい。
Wカップにでも出てんですか!?って言われちまうわ。

「では、抗生物質を処方して様子を見ましょう。それで状態がよくならなかったら、考えましょうね」
と先生は冷静におっしゃるが、
私はもう原因が間違いなくそれとわかっているので、スッカリ気分がよくなってしまいました。

しかしねぇ、歯を噛みしめることが、こんなに歯によくないとは……。

診療の間、「だのに、なぜ~、歯を食いしば~り~♪」っていう、『若者たち』の歌が私の頭に鳴り響いておりました。

久しぶりに歯医者さんに行くきっかけにもなったことだし。
ま、よかった。

歯のお話、続きはまた。

お世話になりっぱなしの痛み止め「ロキソニン」。
 

2014年6月3日火曜日

電話で元気になる!

メールを送ったのに返事が全然来ない。
これってストレスたまります。

届いていないのか? 
届いたけど、メールに気分を害して知らんぷり? 
それとも読まずに食べちゃった!?

最近はラインやらのやりとりのほうがおさかんで、メールの返事がマメではないのかな。
いや時々は、ほんとに届いてないってこともあるし。セキュリティの関係とかで。
いや、届いていたのに、システム上の問題にしてるだけ?

とにかく、仕事にしろプライベートにしろ、メールの返事が来ないことって疑心暗鬼のモト。

先週、仕事関係のある方に、何度かメールを送っておりました。
返事がにゃい。

前も「すいません、メールチェックしてなくて」と言ってたなーと思いつつ、
「あの~、メール送ったんですけど」と電話をすると、
「あっ! すいません!!メール開けてません!!!」
やっぱり……。

「あの~、もしかして、メール送ったら、電話したほうがいいですかね?」
「あ、そうですね。そうしていただけると助かります」
……んじゃ、メールの意味ないじゃん!? 

プンプン! と思っていたのですが、
「電話OK」なのね、とさっさと電話して話すようにして数日。

ストレスが激減している!!

いちいち相手に届いているかイライラすることもないし、お尋ねメールしなくてもその場で解決。

なんだ、こっちのほうがラクじゃないの!

それに気づいて以来、私はどんどん、メールじゃなくて、
「でんわ、急げ」
とばかり、誰かれかまわず、とりあえずさっさと電話をするようになってしまいました。

「すいません、電話しちゃいました!」

というと、たいていの方は許してくださいます。それどころか、電話もらってほっとしている人も多い。

もちろん、相手が忙しそうな時は遠慮して、「メールにしますね!」と言って退散するし。
電話は苦手で通信はメールオンリーという人もいるので、
ま、相手によって使い分けは必要ですが。

でも、電話で話ができれば、ほんの短い時間でもたくさんのことが解決できて、
気持ちが「アガル」。

私、筋金入りの口下手なんですよ。東北人だし。
幼児期に東京に引っ越してきたとき、言葉が出ずに相手かまわず噛みついていたという
人間になれなかった悲しい過去あり。

しかし、そのトラウマに、アラフィフに近づいた今、立ち向かっております。

失敗したな~、ってときは、懲りずに、も一回電話をかけて話せばいい。
そうこうしてるうちに、なにやらスポーツをやってるような気分にもなってきて。
仕事が終わって日暮れて飲むビールがまたうまい。

一日ひとりでお家でやる仕事だし、電話で「しゃべる」ことはかなり重要なことみたい。

そのことを、ある介護の仕事をしている人にお話したら、ものすごい勢いで同意を得てしまった。

「そうなの。電話でしゃべるの大事なのよ! お年寄りにとっても、しゃべるのすっごく大切なの。
しゃべると、のどのここのとこに酵素が出て、のどがスムーズになるのね。
しゃべらないでいると固まってしまう。無理にでもしゃべらせなきゃダメ。
だから、一人暮らしのお年寄りには、なるべく電話してあげて、おしゃべりしてあげるべきなのよ」

あのう、私はそこまで年寄りじゃないんですけど……。

でも、わかる。
お年寄りって、のどの嚥下機能が悪くなって、それで肺炎おこして亡くなったりするものね。

声を出してしゃべることは、
気持ちを貯め込まないという精神衛生上の効能があるだけじゃなく、のど自体の機能のためにもいいわけだ。

実際に医学的にどんな根拠があるかちょいと調べてみたけど、はっきりしたデータや論文は見つけられませんでした。
でも、ぱっと世の中見渡しても、おしゃべりなじじばばばのほうが間違いなくお達者です。おしゃべりな人は認知症にもなりにくいんじゃないかしらね。

というわけで、
この年にして、つつましやかな(?)口下手東北人は返上で、
目下私は、

「電話急げ」!!

なのであります。


『恋愛3次元デビュー』、このコミックエッセイ、おもしろかった~。
オタクの2次元大好き女子が、恋愛したくてガンバルお話。
爆笑です(いやいや、かなり実用的でもありますよ)。
今は彼氏とスカイプでお話するんだ~、電話じゃないんだ~、と新鮮でした。
やっぱりね。
メールやLINEじゃ、恋だって育めないと思うんですよねぇ。



 

2014年5月7日水曜日

傷はきちんとおおいましょう

こないだの、早朝のこと。

「母さん、足が痛いんだけど」
えっ、またですか?

じつは、こないだの靴擦れに引き続き、足の拇指球(親指の付け根のふくらんだところ)にもマメというか、デカイ水膨れを作った長男。

治療はこの間のブログのとおりに、皮を除去して中の水を出し、湿潤治療を施し。
拇指球のマメも順調に回復していました。
治療はうまく行っていたはずだけど……?

「治ってなかった? またマメになった?」
「違うんだよ。マメは治ったの。んで、もう痛みも完全になくなったよ。
なんだけど……。ズキズキ痛い」

足の裏を持ち上げて見せることには……、うーん、こないだのマメの治療跡んとこではないか。
新しい皮はもうできているけど……。
「ここの中が、痛いんだよ。疲労骨折かな」

スポーツやっている成長期には、オーバーユースで足の中足骨を疲労骨折する場合があるのです。
「でも、普通、疲労骨折だったら、足の裏じゃなくて、足の甲のほうが腫れたり傷んだりするんじゃないの?」
「だよね。裏のほうが痛い」

「??? 押すと痛い? 動くと痛い?」
「押しても押さなくても、動かしても動かさなくても同じように痛い」
「あー。じゃ骨とか筋肉じゃないよ」

わかった。
以前も同じようなことがありました。

親指の付け根が疲労骨折になったと、整骨院に行ったことがありました。

整骨院は、我が家のお助けマン、ゴッドハンドの林先生。
捻挫でも、肉離れでも、なんでも治療してしまうスゴ腕なんです。

「こんなところは疲労骨折にならないんだけどなぁ。突き指もしてないね。
なんで関節に痛みがあるんだろう……?」
首をひねりながらあちこち仔細に見ていた先生、

「あれっ? この傷はなんだ?」
足の裏にできていた、ちいさな傷に目を留めました。

「あ、それ、水泡ができて、破けたんです」
「これ、もしかしたら、ウイルスか菌に感染したのかもしれないね。
ウイルスや細菌に感染すると、関節が痛むことがあるんです。
インフルエンザとかに感染すると、関節が痛むじゃないですか。それと同じですよ」
って。

「このままで自然治癒しますよ。万一数日しても痛みが変化しなかったらまた来て」
って。
先生の言う通り、ほんとに1日2日であららという間に治っちゃったっけ。

そうそう、
「こういう傷は、清潔にしておくこと!傷は、むき出しにしないで、きちんとおおったほうがいいよ」
とも言われました。

今回の、それとまったく同じパターンじゃないのー?

少しよくなったからと、バンドエイドもせず、治りかけの傷むき出しでサッカーやってたら、
そりゃばい菌にもウイルスにも感染しますわなぁ。

なにしろ 長男の足の裏の不潔さといったら、野戦病院並み。
ばい菌ウイルス培養にはうってつけの環境だからなぁ。

とりあえず、抗生剤入りの軟膏を気休めに塗って、バンドエイドを貼る。
「痛いんなら、とりあえず、痛み止め飲んどきな。あとは自然に治る!」
「ホント?」
「ホントホント!」
バファリン飲ませて登校させました。
一応、痛みが増したときのために、お弁当袋に予備の薬も入れておきました。

はたして夜、帰宅した長男、
「もうぜんぜん痛くない。薬も朝しか飲んでないよ」 とのこと。
よかったよかった。
やっぱりバイキンだったか。

傷は、完治するまで、きちんとバンドエイドなどで保護しましょう!!





擦り傷が多い我が家。
バンドエイドの専用引き出しがあります。
湿潤治療でなくていいような軽い傷には
「ケアリーブ」という絆創膏を愛用。
はがれにくく、肌に優しいのでこれしか使えません。

2014年4月25日金曜日

でっかい靴擦れ

「母さん、でっかいマメができちゃった」
と帰って来るなり長男。

「新しいスパイクが足にあってないんじゃないの? 大丈夫?」
「足にはあってる。今日めっちゃ走ったからさー」

と言いながら靴下をぬいで、かかとを見せつける。
「ホラ!」
「うわ~!!」

かかとに、ぷっくりふくらんだ水泡。
でっかいソラマメよりまだひと回りほど大きい。
うーむ これは、マメというよりパンパンに膨らんだ靴擦れですな。

「すげー痛いんだけど。このままテーピングすれば大丈夫かなぁ」
「ちょっと待って、今ハサミ持ってくるから」
「えっ、つぶすの?」
「そうだよ」
「えー、つぶしちゃダメでしょ?」
「これはメスでとらなきゃダメ! 今母ちゃんが手術をしてあげよう」
「マジー!?」

水泡はメスで切り取る。しかるのちに湿潤治療をほどこすのが、今イチバンの先端治療なのだ。

『傷はぜったい消毒するな』の夏井睦先生の本やブログを愛読している私。
やけどや床ずれなど、皮膚に傷ができたらどうしたら一番いいかは、なんとなくだけど心得ています。

消毒はせずに、傷を乾かさないよう、ラップやプラスモイストなどの湿潤治療用のパットで覆う。
水泡などはメスで取り除いておくこと。

「メスなんかあるの?」
「まあ似たようなもので」

不安そうな顔をしている長男をよそに、
身だしなみ引き出しから眉毛カット用のハサミを取り出す私。
一応洗って、ガスの火で焼いて消毒のつもり。

では 手術はじめ!

ソラマメの一部にハサミを入れて、少しずつ切除し、たまった液体を出す。
皮は存外に厚くて、ほんとにこれ切っちゃっていいのかなと一抹の不安はあったが、残しておいても治りが遅れるだけだととりあえず切除。
メスじゃないから、キワまでは取りきれなかったが、それはそれでいいことにし、
湿潤治療用バンドエイド、キズパワーパッドを貼りつける。
クツにあたって痛いようだったので、その上から絆創膏とテーピングでガード。
手術終了。

「あ、これなら走れそう……」
おびえていたけど、不気味な水泡がなくなって、ほっとしたような顔をしていた長男でした。

翌朝、 あまりにも浸出液が多いので、キズパワーパッド等一式を貼り換えて出かけました。

帰宅後様子を聞いたところ、部活の走りにはまったく影響しなかった様子。
見ると、まだ湿ってはいたけど、赤みも消えていました。
翌日はすっかり患部の痛みはなくなって。

3日後には、もうテープを貼らなくていいほどの回復ぶり!

いや~、人の皮膚って、すごい再生能力を持っているんですね。
大げさだけど、人体の神秘を感じました。
思い切って切り取ってよかった。

以来、 眉毛カット用のハサミ、すっかり皮膚治療用ハサミになっちゃって。
ささくれ取ったりウオノメ取ったり、なにかと活躍しております……。



湿潤治療用のパッドは、キズパワーパッド、ハイドロウェットなど
多数市販されています。
湿潤治療について詳しく知りたい場合は、
http://www.wound-treatment.jp/ の夏目先生のHP「新しい湿潤治療」をご参照ください。
最近は糖質制限のお話のほうで盛り上がっていますが……。
 

2014年4月17日木曜日

インフルエンザに漢方薬?

「ねえねえ教えて!」

ありゃ、またこないだの友人(まだインフルエンザ?)からメールが来ました。

インフルエンザ、大丈夫だったかなとちょっと心配していたんだ。
こないだの熱はいったん下がったようですが……。

「じつは、またチビが熱を出して。
頭痛がかなりきつかったんで、病院に連れて行ったの。
そしたら、周りにインフルの人いますか? いなければ風邪かな。
インフルエンザの初期にも使う漢方薬を出しますね、って。
よく効いたよ♪
この頃はそんな治療もあるの?」
って。

あるある。
麻黄湯という漢方薬を飲んだ場合と、タミフルを飲んだ場合とで、
平熱になる時間がほぼ変わらなかった、という発表がありまして。

10歳以下には使ってはいけないことになっていた、タミフルなどの抗ウイルス薬が
うやむやのうちに使用されるようになったことや、
タミフルの使い過ぎによる耐性ウイルスの出現が問題になっていて、
これはいい、と麻黄湯を使い始めたお医者さんがいっぱいいるらしいんです。

人体にはウイルスが細胞内に侵入した時に、
ウイルスを取り込んで排除する機能があり、
麻黄湯はこれを増強する、のらしい。

麻黄湯は、皮膚の熱を上げる作用があります。
簡単に言うと、熱を上げて、ウイルスをやっつけるお手伝いをする、って感じ。
だから、解熱剤を一緒に飲んだらダメよ。

「危険な薬じゃない!? 大丈夫?」
お医者さんで処方してもらったんならダイジョブだよ。
めちゃくちゃ弱ってる人とか、めちゃくちゃ胃腸の弱い人とか、体質に合わない人もいるけど。

「よかったー。ありがと! それにしてもインフルだったのか何だったのかなァ。ま、どっちだっていいけど」

漢方薬処方は、検査しなくても処方できるから、いずれにしても便利ですよね。
インフルじゃなかった、といって抗ウイルス薬処方できないんじゃ、ガッカリだもんね。
どっちかわからないから、麻黄湯出しときましょうね。
これならはずれなし。

でも、麻黄湯がインフルエンザに効くわけではないと、
断固として漢方薬を認めないお医者さんもいるようです。

じつはこないだの「まだインフルエンザ?」を書いたあと、
編集さんから、
「近所で、『インフルだったら困るでしょ?』と言って、
なかなか検査をしてくれないお医者さんがいて 評判悪いんですヨ。
でも、意外といいお医者さんなのかも」
という情報が。

あ、そのお医者さん。
ウチの長男がアカンボの時、
アトピー治療に、山ほど漢方薬処方してくれたお医者さんだ…………。
(ちなみに、アトピー症状はまったくよくなりませんでした)

ま、タミフルだろうが麻黄湯だろうが、
そんなもん飲まなくたって治りますわい。



右は、お隣さんが育てている、くきたち菜。
たくさんいただいたので、おひたしを作りおき。
くきたち菜、私の地元山形でよく食べます。
菜の花ににた味、食感で、とっても食べやすくおいしいです。
チャンプルーのような炒め物にも煮びたしにも、
なんにしてもおいしい。私はシンプルにおひたしが好き。
スーパーには売ってないんですよね・・・。
いただけるのが超うれしい。
お隣さんの地元は、福島なんですよ。
教えてもらって、私も今度植えてみようかな・・・・。

2014年3月27日木曜日

まだインフルエンザ?

「教えて!!」

と先日の日曜日、友人からメールが来ました。

「チビが熱で、3日前からなかなか下がらないんだ。
でも、熱あっても実家に行ったり…。土日だったりで病院に行ってないのよ。
もし、インフルエンザだったとしても、
体やすめていれば、自然治癒できるよね?」

大丈夫、治る治る。
インフルエンザは寝てれば治るよ。
インフルエンザじゃなくて別なんで熱が出ていたら心配だけど。

「パパは、素人判断でいいのか、とか、
インフルエンザで、オレもかかったら、仕事休む決まりになってるんだ、
とか怒ってて。
どうしよう? 
今頃、病院に行って、タミフルやらリレンザもらって、効く?」

効かない効かない!
タミフルなんかの抗ウイルス薬は、熱出て3日もたって、ウイルスが増えてしまったら意味ないよ。
ウイルスを殺す薬じゃなくて、増殖をおさえるだけの薬だから。

それに、 タミフル飲んだって、ウイルス死なないし、結局ウイルスを体に持ってる一見元気な人になって、周囲にはバッチリうつしちゃうよ。

大人がインフルになると、
すぐタミフル飲んで、熱下がった、ラクになった~、って、電車乗って会社行くでしょ?
あれってものすごい迷惑な話なんだヨ。
タミフルで結局熱が上がり切らないから、ウイルスは死なないまま。
そんでずーっとウイルスキャリアーになって、会社や街中でまきちらすんだよ~。

「そうなんだー。よかった。もうパパの病院行け攻撃にウンザリしてたんだ」

病院行ったって、 インフルでございました、ってわかるだけじゃん。
病院行って、別の型のインフルうつるってのもよくある話だよ。あほらし。
いいよいかなくて!

(あ、でも、まだ幼児で、熱痙攣を起こした場合は、
たとえ短時間でもおさまったとしても念のため大至急病院行った方がいい。
とくに熱の出始め)

小学生だし、実家に連れてけるほど元気なんでしょ? じゃ大丈夫。
脱水症にならないように、水分だけはこまめにあげたほうがいいよ。

「わかった!ありがと!!安心した!!!」

まだインフルエンザがぽちりぽちり出てますね。
春先になってからはほとんどが、2009年の新型のAソ連型のようです。
あの流行時にガッチリかかって免疫ゲットできなかった子がかかっているのかも。

あっ、そうそう、言い忘れてた。
インフルだと会社休まなきゃいけないだの、通達が出てる会社やお役所もあるようですが、
インフルエンザは不顕性感染があって、元気な人も感染している可能性大なので、
そういう隔離はまったく意味ないです。
まじめなパパさんに教えてあげて下さいな。

お大事に!!
男子の好きなサラダ。
白菜の千切りに、酒蒸しにしたささみ。
これにすりごまと、胡麻ドレッシングをかけるだけ。
こういうサラダだと男どももよく食べます。
(インフルエンザとはなにも関係ありません…)


 
子どものワクチンの疑問はこの本
http://p.tl/RIKtでゼヒ解決を。